【日本の野鳥#22-01】アリスイ(Eurasian Wryneck) | 鳥好きFPのつれづれ日記2

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自然ものの写真をご紹介していきます。
野鳥が中心ですが、風景や草花、動物、きのこたちも登場します

記事の前半は「よもやま話」
記事の後半に「自然ものの写真」をご紹介です。

キツツキ目キツツキ科アイスイ属
学名 Jynx torquilla
和名 アリスイ
英名   Eurasian Wryneck

【分布】
アフリカ大陸北部やユーラシア大陸で繁殖。

アフリカ大陸中部やインド、東南アジアへ南下し越冬。

日本では北海道、本州北部では夏鳥、本州中部以西では冬鳥。

亜種は複数に分かれる。

日本では亜種アリスイと亜種シベリアアリスイが確認されている。

 

Jynx torquilla japonica 亜種アリスイ

Jynx torquilla chinensis 亜種シベリアアリスイ
Jynx torquilla himalayana
Jynx torquilla mauretanica 
Jynx torquilla sarudnyi 
Jynx torquilla torquilla 
Jynx torquilla tschusii 

【生態】
開けた森林、林縁、草原、湿地などに生息。

キツツキ科ではあるが樹上では枝に水平に止まる。

食性は動物食。和名の由来の通り、主にアリを捕食する。地表や石垣の隙間や朽木に止まって舌を伸ばして餌を捕食。

樹洞やキツツキの古巣で営巣。

モズの高鳴きに似た「ケヨケヨケヨ・・♪」とか「クイクイクイ・・♪」、「キャッキャッキャッ♪」の連続音で鳴く。

【サイズ・形態】
全長17‐18㎝ 翼開長
背面は灰褐色に褐色や黒褐色の複雑な斑紋が入る。

頭頂から背面にかけて暗褐色の太い縦縞、側頭部や肩部にも黒い斑紋が入る。

喉から胸部にかけては黄褐色、黒褐色の横縞が入る。

尾羽には黒褐色の5本の横縞が入る。

【その他】


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<ここから鳥の写真>
『アリスイ(Eurasian Wryneck)』
キツツキらしくないキツツキ。

本種の特徴を一言でいえば、そういう表現でしょうか(^^)

 

色彩的にも、完全擬態向きの体色ですし、木の幹に垂直に止まることが苦手だったり、

ちなみに声も、非常に珍妙な音色です。

かくれんぼが上手なんですが、その声で存在に気付いて、見つけちゃうんです(^^)

(本人からしたら、キジも鳴かずば・・・的な( ̄▽ ̄;)  感じなんでしょうね~)


そんな本種をじっくり撮影すると、枯れ葉色の地味な感じの色合いではあるものの、色彩美としてもかなりの模様の複雑さと造形的魅力にあふれているということが分かります。

そんな美しさが表現できているかな?

ご覧ください。

どアップ


アリを吸っています(^^)

キツツキの仲間に感じない(^^;)

 

巣立ち雛


※順番的には、次はチャバラアカゲラですが、まだ見たことがないので、スキップします。
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