【日本の野鳥#21-04】ナンヨウショウビン(Collared Kingfisher) | 鳥好きFPのつれづれ日記2

鳥好きFPのつれづれ日記2

自然ものの写真をご紹介していきます。
野鳥が中心ですが、風景や草花、動物、きのこたちも登場します

記事の前半は「よもやま話」
記事の後半に「自然ものの写真」をご紹介です。

ブッポウソウ目カワセミ科ナンヨウショウビン属
学名 Todiramphus chloris
和名 ナンヨウショウビン
英名 Collared Kingfisher

【分布】
紅海~南アジア~東南アジア~ポリネシア・マリアナ諸島・ニューギニアやオーストラリア北西部などに広く分布。

日本では、迷鳥として南西諸島で記録がある。近年観察記録が増えている。

 

分類は多岐にわたり、地域、島、諸島などの地域分布によって亜種に分けられ、40とも50亜種ともいわれる。

別種扱いになる亜種もあるので、ここでは、代表的な亜種(分類によって別種扱いを含むこともある)を列記。
14亜種

T. c. abyssinicus –ソマリア、アラビア半島の紅海沿南部岸にかけて生息。 
T. c. kalbaensis – アラブ首長国連邦北東部とオマーン北部・インドとインド洋の海岸に生息。
T. c. vidali – ラトナギリからケーララにかけてのインド西部沿岸に生息。
T. c. davisoni – アンダマン諸島とココ諸島に生息。
T. c. occipitalis– ニコバル諸島に生息。
T. c. humii  –ベンガル湾西部からミャンマー東部沿岸やその島々・マレー半島、スマトラ島北西部・ティオマン島に生息。
T. c. armstrongi – ミャンマ内陸部~タイ~インドシナ~中国東部にかけて生息。
T. c. laubmannianus – スマトラ島(北西部を除く)からボルネオまでの間に生息。
T. c. chloropterus – スマトラ島西沖の島々に生息。
T. c. azelus– エンガノ島に生息。
T. c. palmeri  – ジャワ島、バリ島、バウェアン島、カンゲアン島に生息。
T. c. collaris  – フィリピン諸島(パラワン島や近隣の島を含む)に生息。


T. c. chloris – タラウド諸島、サンヘギ諸島~スラウェシ島・小スンダ~西パプア島、ニューギニア島北西部に生息。
T. c. teraokai – パラオ島に生息。

 

他にもポリネシア、マリアナ諸島、オーストラリア北東部にも生息。。。亜種まで調べられず

【生態】
マングローブ林、海岸の林、河川わきの林、農耕地などに生息。

食性は動物食。甲殻類、魚類、爬虫類、両生類、昆虫、クモ、ミミズ、小型鳥類、ネズミなど多様に捕食。
「キーキーキー」と甲高い大きな声で鳴く。

樹洞や崖に巣穴を掘り営巣。

【サイズ・形態】
全長23‐25㎝ 翼開長32‐35㎝。
雌雄同色。

頭部と背中、翼は青緑色。腹部は白。

クチバシと脚は黒。

通眼線は黒。

虹彩は黒。

ただし、亜種・地域によって体色(青緑色の配色)は異なる。

【その他】


********************************************************
<ここから鳥の写真>
『ナンヨウショウビン(Collared Kingfisher)』
日本ではまだ見たことがありません。

種としての生息範囲が広く、上述の通り非常に亜種が多く、体色も様々。

本種の分類は細分化された亜種から「種」への昇格が増えそうなので(^^)

赴く先々でなるべく撮影しようと思っています。

 

今までに、フィリピン、ロタ島やサイパン島(マリアナ諸島)、シムル島(スマトラ島西沖)、シンガポール、西パプアで撮影しました。

まだ、抜けがあるかも。。。だけど思い出せないw


素敵なブルーのカワセミをご覧下さい。

 

フィリピン(パラワン島)


ロタ島



サイパン島

 

シムル島(スマトラ島西沖)

 

シンガポール


 

ワイゲオ島(西パプア)

 


********************************************************
本日はお立ち寄りいただきましてありがとうございます。
今日も皆様にとってみずみずしい一日でありますように。