【日本の野鳥#21-05】ミヤコショウビン(絶滅種:Ryukyu Kingfisher) | 鳥好きFPのつれづれ日記2

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自然ものの写真をご紹介していきます。
野鳥が中心ですが、風景や草花、動物、きのこたちも登場します

記事の前半は「よもやま話」
記事の後半に「自然ものの写真」をご紹介です。

ブッポウソウ目カワセミ科ナンヨウショウビン属

学名 Halcyon miyakoensis

和名 ミヤコショウビン

英名 Ryukyu Kingfisher

 

【分布】

宮古島で標本個体が採取された。

詳しい分布は不明。

 

【生態】

不明

おそらくナンヨウショウビンに似た生態であったと思われる。

 

【サイズ・形態】

標本のサイズで、全長20㎝ 翼長10.5㎝ 尾長8.05㎝。

頭から喉~腹にかけて橙褐色。

後頭部および背は暗青色。

翼上面と尾は藍色。

脚は橙色。

クチバシの角質部が欠損しているため色は不明。

 

ズアカショウビンのグアムの亜種「アカハラショウビン」に似るとされている。

ただし、脚の色が黒なので、差異があり、過眼線、目の上の白い小班など違いがある。

 

 

【その他】

Wikipediaには「1887年に標本が一体採集されたのみであり、それ以降一度も発見されていない。生態や習性についても、全く不明である。32年後の1919年にその標本を基に新種として記載された(黒田長礼による)。しかしその時も、そしてそれ以降もミヤコショウビンは発見されていない。最後に確認されてから50年間報告されなければ絶滅とみなす慣習に従えば、最初の標本が採集されて半世紀後、1937年に絶滅が確認されたことになる。ただし、そもそも独立種として存在していなかったという説もある。」

とある。

 

DNA分析ではっきりされる研究結果に期待されている。

 

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<ここから鳥の写真>

『ミヤコショウビン(Ryukyu Kingfisher)』

日本の「鳥類目録」に記載されている鳥の中で、一番ミステリアスな種が本種。

 

上の記載があるように、とにかく色々と不明な点、疑問な点があるのも事実。

昨今、恐竜の化石からたんぱく質の検出に成功している科学の進歩ですので

本種の標本から、DNAを調査して、このミステリーに科学的な回答を出してみたらいいと思うか?

このままミステリアスなままにしておいておくのか?

 

皆さんはどうお考えですかね?

 

私は、ズアカショウビンであるとしても大発見ですし、違うことが明確になり、ミヤコショウビンの実在が証明されたとなれば、さらに魅力的な大発見になるのですから、是非、その一歩を踏み出してほしいと思います。

 

ちなみに、私は本種の標本を国立科学博物館で実際に2012.11に見ました。

その時に撮影した写真を・・・と言いたいのですが・・・撮影不可でしたので

 

見に行った証拠を。

見に行った際に1年間の博物館パスポートを買いました。

 

ちょっと標本の写真があったので、引用→「公益財団法人 山科鳥類研究所 サイト」より

 

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本日はお立ち寄りいただきましてありがとうございます。

今日も皆様にとってみずみずしい一日でありますように。