【日本の野鳥#19-12】コミミズク(Short-eared Owl) | 鳥好きFPのつれづれ日記2

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自然ものの写真をご紹介していきます。
野鳥が中心ですが、風景や草花、動物、きのこたちも登場します

記事の前半は「よもやま話」
記事の後半に「自然ものの写真」をご紹介です。

フクロウ目フクロウ科トラフズク属
学名 Asio flammeus
和名 コミミズク
英名 Short-eared Owl

【分布】
アフリカ大陸北部、北アメリカ大陸、南アメリカ大陸、ユーラシア大陸に分布。

他にも、西インド諸島、ガラパゴス諸島、フォークランド諸島、ハワイ諸島、ミクロネシア(ポンペイ島)に生息。

日本では越冬のために全国に基亜種コミミズクが飛来(冬鳥)。沖縄では稀。

 

11亜種に分類される。

Asio flammeus flammeus (Pontoppidan, 1763) - 基亜種。コミミズク
北アメリカ、ヨーロッパ、北アフリカ、アジア北部に分布。
Asio flammeus sandwichensis 英: Hawaiian Short-eared Owl
ハワイ諸島に分布。
Asio flammeus domingensis
イスパニョーラ島に分布。
Asio flammeus cubensis
キューバに分布。

Asio flammeus portoricensis 
プエルトリコに分布。
Asio flammeus pallidicaudus
ベネズエラ北部、ガイアナに分布。
Asio flammeus bogotensis 
コロンビア・エクアドル・ペルー北西部のアンデス山脈に分布。
Asio flammeus galapagoensis  - 亜種ガラパゴスコミミズク
ガラパゴス諸島に分布。
Asio flammeus suinda
ペルー南部からボリビア、ブラジル南東部、ティエラ・デル・フエゴにかけて分布。
Asio flammeus sanfordi

フォークランド諸島に分布。

Asio flammeus ponapensis 
ポンペイ島(カロリン諸島東部)に分布。


【生態】
草原、湿地、水辺に生息。

夜行性ではあるが、日中も活発に動くこともある。

地上や杭に降りることが多い。

地表にて営巣。

食性は動物食。夜明けや夕暮れ時にふわふわとのんびり飛びながら小型哺乳類を探して捕食。

他にも、小型鳥類、昆虫類を捕食。

「ギャウ~」というように鳴く。繁殖期以外はあまり鳴かない。

【サイズ・形態】

全長34‐43㎝ 翼開長85-110㎝。
全体的に淡い褐色で、腹部が最も淡く、翼と胸部に暗褐色の縦縞や斑点が入る。

初列風切基が広く橙褐色で、飛翔時に目立つ。

羽角が小さく短く目立たない→英名和名の由来。

虹彩は黄色。

メスはオスよりも体の色が濃い傾向がある。

【その他】


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<ここから鳥の写真>
『コミミズク(Short-eared Owl)』
本種は人気がある鳥です。冬の鳥見の楽しみの代表と言ってもいい1種です。

河川敷の土手や葦原の際には、多くのカメラマンが夕方になると集まって撮影しています。

かくいう私も、1シーズンに1度はTryしています。

本種の飛来数は、年によって、増減が激しく、飛来数が少ない年は、なかなかお目にかかれない鳥になりますし、多い年は、あっちにもこっちにも、しかも一カ所で数羽まとめて観察出来たりと。。。

よく飛び回って餌を探すので、フクロウ類の飛翔シーンを撮影しやすいところから

非常に人気が高いのだと思います。

 

多くのフクロウは枝などに止まっている姿の写真が多いのですが、本種は飛翔写真が多いのも

薄暮の時間の前からよく飛んで切れるので、Birderからするとチャンスを与えてくれる「いい鳥」なのです(^w^)

 




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