【日本の野鳥#19-11】トラフズク(Long-eared Owl) | 鳥好きFPのつれづれ日記2

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自然ものの写真をご紹介していきます。
野鳥が中心ですが、風景や草花、動物、きのこたちも登場します

記事の前半は「よもやま話」
記事の後半に「自然ものの写真」をご紹介です。

フクロウ目フクロウ科属
学名 Asio otus
和名 トラフズク
英名 Long-eared Owl

【分布】
アフリカ北部、ユーラシア大陸およびアメリカ大陸の亜寒帯・温帯地域に分布。

主に留鳥として分布。

餌を求めて不規則な移動(一部渡り)を行う。寒冷地で繁殖する個体は冬季に南下する。

分類は諸説ある。

21亜種に分類する説もあるが、今回は4亜種分類を表記。

A. o. otus - 基亜種。 モロッコ、アフリカ北部、イギリス、ユーラシア大陸~日本列島に分布。
A. o. canariensis- カナリア諸島固有亜種。 

A. o. wilsonianus -カナダ中央の南部、南西部、アメリカオクラホマ州北部、バージニア州に生息。 

A. o. tuftsi  - カナダ西部~アメリカ中央部南部に生息。


【生態】
比較的植生が密な針葉樹林や広葉樹林に生息。

繁殖期は単独もしくはペアで生活。

冬季には小規模な群れを形成し集団で眠る。

夜行性。

食性は動物食。小型哺乳類、小型の鳥類、昆虫類を主食とする。

鳴き声は低音で「ウーウー」と鳴く。
樹洞、他の鳥やリスの古巣や地面の窪みで営巣。

【サイズ・形態】
全長31‐40㎝ 翼開長86‐102㎝。

頭部から背面は灰褐色に褐色の縦縞が入る。

腹面は黄褐色に黒褐色の縦縞が入る。
顔盤は虹彩はオレンジ色。

羽角は発達し、目立つ。

【その他】


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<ここから鳥の写真>
『トラフズク(LonLong-eared Owl)』

冬に河川敷や公園の木の中で集団で休む姿を観察できます。

その姿を初めて見たのが、地元の信州の千曲川河川敷の寺社林の中でした。

今はその神社の森がなくなりました。

 

自宅浦尾神社で、巣立ち雛を息子たちが拾ったりと・・・

結構、身近な鳥なんですが、声もあまり響かないし、隠れるのがうまいので

なかなか目にする機会が多くありません。

 

冬の風物詩的な本種の集団ねぐら

その写真を数点貼ってきます。

 

この日は強風・・・羽角がたなびいていますw




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今日も皆様にとってみずみずしい一日でありますように。