フクロウ目フクロウ科属
学名 Asio otus
和名 トラフズク
英名 Long-eared Owl
【分布】
アフリカ北部、ユーラシア大陸およびアメリカ大陸の亜寒帯・温帯地域に分布。
主に留鳥として分布。
餌を求めて不規則な移動(一部渡り)を行う。寒冷地で繁殖する個体は冬季に南下する。
分類は諸説ある。
21亜種に分類する説もあるが、今回は4亜種分類を表記。
◆A. o. otus - 基亜種。 モロッコ、アフリカ北部、イギリス、ユーラシア大陸~日本列島に分布。
◆A. o. canariensis- カナリア諸島固有亜種。
◆A. o. wilsonianus -カナダ中央の南部、南西部、アメリカオクラホマ州北部、バージニア州に生息。
◆A. o. tuftsi - カナダ西部~アメリカ中央部南部に生息。
【生態】
比較的植生が密な針葉樹林や広葉樹林に生息。
繁殖期は単独もしくはペアで生活。
冬季には小規模な群れを形成し集団で眠る。
夜行性。
食性は動物食。小型哺乳類、小型の鳥類、昆虫類を主食とする。
鳴き声は低音で「ウーウー」と鳴く。
樹洞、他の鳥やリスの古巣や地面の窪みで営巣。
【サイズ・形態】
全長31‐40㎝ 翼開長86‐102㎝。
頭部から背面は灰褐色に褐色の縦縞が入る。
腹面は黄褐色に黒褐色の縦縞が入る。
顔盤は虹彩はオレンジ色。
羽角は発達し、目立つ。
【その他】
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<ここから鳥の写真>
『トラフズク(LonLong-eared Owl)』
冬に河川敷や公園の木の中で集団で休む姿を観察できます。
その姿を初めて見たのが、地元の信州の千曲川河川敷の寺社林の中でした。
今はその神社の森がなくなりました。
自宅浦尾神社で、巣立ち雛を息子たちが拾ったりと・・・
結構、身近な鳥なんですが、声もあまり響かないし、隠れるのがうまいので
なかなか目にする機会が多くありません。
冬の風物詩的な本種の集団ねぐら
その写真を数点貼ってきます。
この日は強風・・・羽角がたなびいていますw
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本日はお立ち寄りいただきましてありがとうございます。
今日も皆様にとってみずみずしい一日でありますように。