タカ目タカ科クマタカ属
学名 Nisaetus nipalensis
和名 クマタカ
英名 Mountain Hawk-eagle
【分布】
インド南西部・東部、中国南部、タイ、台湾、日本など、アジア南部から東部にかけて生息。
日本では、関東平野などを除く山地に広く分布。
【生態】
森林に生息。
高い木に木の枝を組み合わせた大きな巣を作り営巣。
食性は動物食。森に生息する動物鳥類爬虫類を多様に獲物とする。
ノウサギ、イノシシの幼獣、サル、テン、アナグマ、タヌキ、キジ、ヤマドリ、キジバト、水鳥、猛禽類、ヘビやトカゲなど爬虫類を捕食。
【サイズ・形態】
体長70‐83㎝ 翼開長138‐169㎝。
メスの方が大型。
雌雄同色。
成鳥は、頭部暗褐色。後頭部に白い羽毛が混じった換羽がある。
体上面が暗灰褐色、体下面は胸部から腹部にかけて白。咽頭部から胸部にかけて縦縞や斑点が入る。腹部には横斑が入る。
翼は幅が広く太く見える。翼上面は灰褐色。翼下面は淡色に暗褐色の横紋が入る。
尾は長く、幅が広い。暗褐色の横紋が入る(いわゆる「鷹紋」)。
顔は黒。虹彩は黄色~橙色。
幼鳥~若鳥は上面は暗褐色、下面は淡いバフ色で、成鳥に比べて白っぽい。
顔も淡色部が多い。齢を重ねるごとに暗色化し、4~5年で成鳥同様になる。
虹彩は褐色。
【その他】
古来より、東北地方では鷹狩りに用いられていた。
漢字での表記は「角鷹」であるが、近年は「熊鷹」を多用される。
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<ここから鳥の写真>
『クマタカ(Mountain Hawk-eagle)』
日本に生息するタカとしては最大種。
(タカとワシに明確な定義はないですが・・・)
イヌワシとともに王者として君臨している自然界の頂点の鳥です。
イヌワシは開けた環境の王者
本種は森林の王者
本種の翼の形状は、幅が広く、機動力に長けていることから、日本の林相に適しています。
そんな素晴らしい森の王者をご覧ください。
若鳥
※順番的には、次はヒガシメンフクロウですが、まだ見たことがないので、スキップします。
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本日はお立ち寄りいただきましてありがとうございます。
今日も皆様にとってみずみずしい一日でありますように。