タカ目タカ科イヌワシ属
学名 Aquila clanga
和名 カラフトワシ
英名 Greater Spotted Eagle
【分布】
ヨーロッパ東部からロシア南東部にかけての地域で繁殖。
インド北部、中華人民共和国南部、アフリカ大陸北部、東南アジアにて越冬。
日本では極稀な冬鳥として飛来。
鹿児島県薩摩川内市に20年にわたり継続飛来した個体の記録がある。
【生態】
丘陵地帯・原野や草原・湿原などの樹上にて営巣。
暦年同じ巣を使用するため高さが1mを超えることもある。
越冬地では、農耕地、ダム湖、湖沼、マングローブ林など周辺の平地に生息。
食性は動物食。主にカエル・魚を捕食。他にもげっ歯類などの小動物、鳥類、爬虫類も捕食。死骸も食べる。
【サイズ・形態】
全長65-70㎝ 翼開張158-182㎝。
メスの方が大きい。
雌雄同色。
頭・頸・背・腰および上尾筒は紫色光沢がかった黒褐色~濃褐色。
上尾筒の先はバフ白色。
下面は上面と同色だが、艶感がない。
尾は角尾で外側がやや短い。
クチバシは黒褐色。基部はやや淡い。
蝋膜は黄色。脚は黄色。虹彩は褐色。
幼鳥~若鳥は上面および翼上面にバフ色の斑が入る。年々その斑が狭くなる。
5年で成鳥と同じ羽衣になる。
【その他】
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<ここから鳥の写真>
『カラフトワシ(Greater Spotted Eagle)』
20年にわたり継続して飛来したメス個体を1度見に行きました。
2012年の冬でした。
この年が最後の飛来だったようです。
薩摩川内市高江の田園に到着すると、声が聞こえます。
その方向に目を向けると、木で鳴く姿を確認。
しばらくするとカラスにモビングされて飛翔シーンも撮れました。
2回目の出会いは、2014年の秋に宮崎県の一ノ瀬川に飛来した個体を
2015年冬に早速見に行きました。
第1回冬羽の英名のSpottedが目立つ個体を撮影することが出来ました。
3回目の出会いは、本来の越冬地のタイ中部にて撮影しました。
ここでは、複数個体を撮影することが出来ました。
※順番的には、次はカタシロワシですが、まだ見たことがないので、スキップします。
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本日はお立ち寄りいただきましてありがとうございます。
今日も皆様にとってみずみずしい一日でありますように。