【日本の野鳥#18-22】ケアシノスリ(Rough-legged Buzzard) | 鳥好きFPのつれづれ日記2

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自然ものの写真をご紹介していきます。
野鳥が中心ですが、風景や草花、動物、きのこたちも登場します

記事の前半は「よもやま話」
記事の後半に「自然ものの写真」をご紹介です。

タカ目タカ科ノスリ属
学名 Buteo lagopus
和名 ケアシノスリ
英名 Rough-legged Buzzard

【分布】
ユーラシア大陸と北アメリカの寒帯地域で繁殖。

亜寒帯~温帯地域に南下して越冬。

日本では冬鳥として、主に北日本を中心に飛来。個体数は少ない。

記録は北海道から南西諸島まで全国。

 

3亜種に分類。

◆亜種ケアシノスリ B. l. lagopus  基亜種。 

北ヨーロッパ、ロシア、アジアの北部で繁殖。


◆亜種クロアシケアシノスリ B. l. sanctijohannis 

アメリカ大陸北部で繁殖。基亜種よりも小型。


◆亜種カムチャッカケアシノスリ B. l. kamtchatkensis

 北シベリア~北アメリカの太平洋側で繁殖。3亜種中最大


【生態】

ツンドラ地域、タイガ林に生息。開けた環境を好む。

岩棚や崖、低木上にて枝を組んだ巣を作り営巣。
越冬地では、干拓地や農地、草原などの開けた場所に生息。
食性は動物食。主にネズミ、ウサギ、プレーリードッグ、ジリスなど齧歯類等の小哺乳類やホオジロ類、ライチョウ、キジ類、フクロウ類など小型~中型鳥類を捕食。



【サイズ・形態】
全長46-60㎝ 翼開長120‐153㎝。

ノスリよりも大きくでオオノスリよりは小さい。

体色は全体的に白っぽく、淡い褐色の斑が入る。

頭部、胸部、下尾筒は白味がかったバフ色。

翼下面の先端、翼後縁部、翼角、尾羽の先端部は黒褐色。

虹彩は暗色。幼鳥は灰黄色。クチバシは暗灰色~黒。蝋膜は灰黄色~黄色。脚は黄色。

【その他】


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<ここから鳥の写真>
『ケアシノスリ(Rough-legged Buzzard)』
飛来の多い年と少ない年がある猛禽です。

ほとんど飛来のない年もあるほど。

 

ですので、出会えると嬉しい猛禽です。

 

2021‐22年の冬は、比較的に本国内での飛来数が多い年となりました。

このシーズンは4カ所で撮影出来ました。

 

ノスリに比べると、体色の白さが目立って、白黒のコントラストが強いので

はっきりした感じで、美しさもかねている素敵な猛禽です。

 

2014年石川県にいて

 

2022年北海道釧路にて


2022年霧多布にて


 

2022年埼玉県

 

2022年石川県


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今日も皆様にとってみずみずしい一日でありますように。