【日本の野鳥#18-19】サシバ(Gery-faced Buzzard) | 鳥好きFPのつれづれ日記2

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自然ものの写真をご紹介していきます。
野鳥が中心ですが、風景や草花、動物、きのこたちも登場します

記事の前半は「よもやま話」
記事の後半に「自然ものの写真」をご紹介です。

タカ目タカ科サシバ属
学名 Butastur indicus
和名 サシバ
英名 Grey-faced Buzzard

【分布】
中国北部、朝鮮半島、日本で繁殖。

秋に南西諸島を経由して東南アジアやニューギニアに渡り越冬。

日本では3月下旬~4月に夏鳥として本州、四国、九州に渡来。低地~山地の林で繁殖。

奄美・南西諸島では越冬(冬鳥)。

【生態】
里山のタカと呼ばれるほど、里山と水田が隣接する地域に生息。

樹上に打を組み込んだ巣を作り営巣。

食性は動物食。主にヘビ、トカゲ、カエルを捕食。昆虫類、小型哺乳類、鳥類も捕食する。

本種は、渡りをするタカの代表。秋の渡りは9月初旬から始まる。

白樺峠、伊良湖岬、佐多岬、伊良部島などルートにあたる地域では、スケールの大きな渡りを見ることが出来る。

奄美、南西諸島では水田、田芋畑、耕作地、休耕地、サトウキビ畑などで越冬。

「ピックイー」とよく通る声で頻繁に鳴く。

【サイズ・形態】
全長45‐55㎝ 翼開長105-115㎝。

メスの方が大きい。

オス成鳥は頭部は灰褐色。眉斑はあまりはっきりしないか、個体によってはないものもいる。

上面と胸部は茶褐色、喉は白く、中央に黒い縦線が入る。顔は灰色。

体下面は淡灰色に胸から腹にかけて横縞が入る。

虹彩は黄色。クチバシは黒。蝋膜は灰黄色~橙色がかった黄色。脚は黄色。

メス成鳥は眉斑がオスよりも明瞭。上面の赤みや顔の灰色みが強め。

 

全身が黒褐色の暗色型の個体もいるが稀である。


【その他】

宮古島ではサシバを食料として捕えて食べる文化があった。

現在では捕獲は禁止となっている。


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<ここから鳥の写真>
『サシバ(Gery-faced Zuzzard)』
信州では本種の渡り観察で有名な白樺峠が有名です。

実は行ったことがありません・・・

北部にも、ある程度見ることが出来る峠やルートもあるので、そっちで茶を濁してしまっていて・・・

学生時代には、何度か伊良湖岬に渡りを見に行きましたし、興味がないわけではないのですがね~

それでも、言った人の話を聞くと、やはり一度は大当たりの日に行ってみたいと思っている今日この頃なのです。

 

そんなサシバを私は里山で撮影しています。

低山と水田。

そんな環境があれば、あとは「ピックイー♪」の声を拾いつつ、確認して探すというわけです。

茶色で、中型のかっこいいタカ

そんな本種の私の印象。

 

そして、冬は沖縄に行くと、あっちこっちで観察も出来ます。

トビがいないので、舞っている猛禽は本種。そんな地域ですね。

 

さて、サシバの写真のご紹介です。


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本日はお立ち寄りいただきましてありがとうございます。
今日も皆様にとってみずみずしい一日でありますように。