【日本の野鳥#18-16】ツミ(Japanese Sparrowhawk) | 鳥好きFPのつれづれ日記2

鳥好きFPのつれづれ日記2

自然ものの写真をご紹介していきます。
野鳥が中心ですが、風景や草花、動物、きのこたちも登場します

記事の前半は「よもやま話」
記事の後半に「自然ものの写真」をご紹介です。

タカ目タカ科ハイタカ属
学名 Accipiter gularis
和名 ツミ
英名 Japanese Sparrowhawk

【分布】
中国東部、朝鮮半島、日本で繁殖。

東南アジアで越冬。

日本では温暖な地域では留鳥。寒地では夏鳥として渡来して、冬期は南下。

2亜種に分類 

A g gularis 基亜種

 

A. g. iwasakii 亜種リュウキュウツミ 八重山列島の固有亜種


【生態】
平地から山地の森林に生息。

樹上に木の枝を組んだ巣を作り営巣。

営巣中は防衛行動が強く出る。

食性は動物食。主に小鳥を捕食。爬虫類、昆虫類、小型哺乳類も捕食する。


【サイズ・形態】
全長23‐30㎝ 翼開長50‐63㎝。

メスの方が大きい。
ハイタカほど眉班が目立たない。
オス成長は上面、翼上面が濃青灰色。胸部から体側面は橙色。虹彩は赤褐色。

メス成鳥は上面が灰褐色。下面は白に暗褐色の横縞が入る。

虹彩は黄色。

幼鳥はメスに似る。上面が暗褐色。

下面は自地に淡褐色で胸部に縦縞、腹部~体側部に横縞が入る。

クチバシは黒。蝋膜は灰黄色~黄色。脚は黄色。

 

飛翔時、翼指は5本


【その他】

類似種 (オオタカ) ハイタカ ツミ アカハラダカ

翼指  (6本) 6本 5本 4本

翼下面 (横紋) 横紋 横紋 白+風切羽が黒

オオタカとツミはサイズ的に間違うことは少ない。

他3種との違いは飛翔時は翼指、アカハラダカとの違いは下面が分かりやすい。
********************************************************
<ここから鳥の写真>
『ツミ(Japanese Sparrowhawk)』
鳥見を始めたころ(1986年)

大学の構内にサンコウチョウが営巣しました。

ところがある日、行方不明に・・・

すると、そのすぐ近くに本種の営巣を発見。

毎日観察したことを覚えています。

ちょうど本種の都市部での繁殖例が散見され始めたころでした。

それが今では、都市部の猛禽として、関東においては比較的観察しやすい猛禽となりました。

毎年、営巣の情報が各地から入ります。

 

そっと巣立ち頃に見に行くようにしています。

 

では、写真をご覧ください。

 


********************************************************
本日はお立ち寄りいただきましてありがとうございます。
今日も皆様にとってみずみずしい一日でありますように。