【日本の野鳥#18-15】アカハラダカ(Chinese Goshawk) | 鳥好きFPのつれづれ日記2

鳥好きFPのつれづれ日記2

自然ものの写真をご紹介していきます。
野鳥が中心ですが、風景や草花、動物、きのこたちも登場します

記事の前半は「よもやま話」
記事の後半に「自然ものの写真」をご紹介です。

タカ目タカ科ハイタカ属
学名 Accipiter soloensis
和名 アカハラダカ
英名 Chinese Goshawk

【分布】
中国東北部から朝鮮半島にかけてと中国南西部で繁殖。

東南アジアで越冬。

日本では対馬、九州や南西諸島を中心に春秋に渡る。秋のほうが個体数が多い。

日本での繁殖記録もわずかにあるが、成功していない。

【生態】
平地から低山の森林に生息。

樹上に小枝を組んだ巣を作り営巣。

食性は動物食。カエルが主食ほかにも両生類、爬虫類、小型哺乳類、昆虫類を捕食。

水田や湿地、草地など開けた場所で狩りを行う。

【サイズ・形態】
全長25‐36㎝ 翼開長52-62㎝。

成鳥オスは体上面および顔は青灰色。胸部はオレンジがかる。下腹部は白。

翼下面は白。初列風切羽は黒。

クチバシは黒。蝋膜は黄色。脚は黄色。虹彩は暗赤色、メスは黄色。

 

幼鳥は上面は茶色がかる。翼下面は横紋が入り、年齢とともになくなっていく。

下面は白地に茶色の斑紋が入る。


【その他】

ツミに似るが成鳥では、翼下面の横紋がないことで見分けがつく。

幼鳥は酷似するが、翼指の数がツミは5枚、本種は4枚。


********************************************************
<ここから鳥の写真>
『アカハラダカ(Chinese Goshawk)』

本種のTopicsはなんといっても「渡り」

九州や南西諸島で見られる秋の渡りは、数千羽の渡りを見ることが出来ます。

スケールの大きな鷹の渡りを見るとかなり感動します。

小さなタカが天高く舞い上がり、タカ柱となり、その後南へ西へ向かい、柱がばらけて水平移動になる、そんな流れをぜひ再度見たいと思っています。

何度も見たようなことを書きましたが、実は本種を見たのが2021年の秋が初めて。

長崎県の佐世保にて観察撮影しました。

 

小高い丘から撮影した時の写真をご覧ください。

********************************************************
本日はお立ち寄りいただきましてありがとうございます。
今日も皆様にとってみずみずしい一日でありますように。