タカ目タカ科オジロワシ属
学名 Haliaeetus albicilla
和名 オジロワシ
英名 White-tailed Eagle
【分布】
ユーラシア大陸、グリーンランド南部、日本に生息。
ユーラシア大陸北部で繁殖する個体は、冬期には南下する。
周年生息する地域もある。北海道では、周年生息の個体と冬期は南下してきた個体が加わる。
2亜種に分類される。
◆Haliaeetus albicilla albicilla 亜種オジロワシ
上記の分布のうちグリーンランドを除く分布域に生息。
◆Haliaeetus albicilla groenlandicus
グリーンランドに生息。
【生態】
海岸、河川、湖沼などに生息。
高木の樹上や断崖で営巣。枝を組み入れた巣を作り産卵。
冬期には集団で休むこともある。
食性は動物食。魚類、鳥類、哺乳類を捕食。魚、海洋動物、シカなどの動物の死骸を食べる。
水面付近の魚や死骸は降下して拾い救い上げるように捕える。
【サイズ・形態】
全長70‐98㎝ 翼開長180‐240㎝。
成鳥は全身褐色。頭部は淡褐色、黄褐色。尾羽は楔形で白。
虹彩は淡黄色。
クチバシや脚は淡黄色。
幼鳥は全身が褐色や黒褐色。上面や下雨覆いには白い斑が混じる。尾羽も白に褐色の斑が混じる。
虹彩は褐色。クチバシも黒。成長に伴って、5~6年かけて成鳥の体色に移行していく。
【その他】
1970年に天然記念物に指定。
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<ここから鳥の写真>
『オジロワシ(White-tailed Eagle)』
翼が直線的で幅も広く、大きさを実感できる勇壮な猛禽です。
光の当たり方では頭部の色は黄金色にも見え、非常に美しく、北海道の雄大さが似合います。
日本で繁殖する猛禽の中では最も大きな種。
その繁殖数も、一時減少していましたが、回復基調のようです。
冬期に北海道では、氷下魚やカレイなどの漁のおこぼれを給餌してる場所もあったり
冬場のエサの確保は、特に若い個体にとっては生存率に大きく関係していると思われます。
冬の北海道では、よく目にしますが、この大きな猛禽がいつまでも、大空を舞う姿が見続けられることを願わずにはいられません。
がんの群れに突っ込んでの狩り
狩りの始まり
ダイサギ・・・危機一髪
オジロワシvsキタキツネ
若い個体
※順番的には、次はハクトウワシですが、まだ見たことがないので、スキップします。
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今日も皆様にとってみずみずしい一日でありますように。