タカ目タカ科オジロワシ属
学名 Haliaeetus pelagicus
和名 オオワシ
英名 Steller's Sea Eagle
【分布】
日本、中国北東部、韓国、北朝鮮、ロシア東部に生息。
カムチャッカ半島、カラフト北部で繁殖。
越冬で、朝鮮半島、沿海州、カムチャッカ半島南部へ南下。
日本では、北海道や東北地方などに冬鳥として渡来。
2亜種に分類される。
◆Haliaeetus pelagicus pelagicus 基亜種オオワシ
◆Haliaeetus pelagicus niger 標本も少なく、現在も生息しているか不明。亜種ではなく暗色型という説もある。
【生態】
海岸、沿岸部、湖沼、河川、河口部などに生息。
水辺にある大木の樹上や断崖にて営巣。
食性は動物食。越冬地の北海道では、おもに漁港湾に入り、魚を捕食。弱った水鳥、海獣なども捕食する。死んだエゾシカも食べる。
繁殖期には積極的に海鳥を捕食し、哺乳類も狩る。
【サイズ・形態】
全長85‐105㎝ 翼開長190‐250㎝。
雌雄で大きさが異なる。メスが大きい。
成鳥は全身が黒や黒褐色基調。
額は白。
頭頂から後頚部は白い軸斑が入る。
尾羽は白く、長い楔形。14枚。
翼は、翼後縁部がやや膨らみ、黒や黒褐色。翼前部(小雨覆)は白く目立つ。
虹彩は黄色。
クチバシは大きく太い、色は橙黄色。
脚は黄色や橙黄色。脛部を覆う羽毛は白。
爪は黒。
幼鳥は全身が淡褐色で、下面や翼に白い羽毛が混じる。尾羽も羽縁に褐色の斑紋が入る。
小雨覆、脛部を覆う羽毛は白くない。
クチバシの黄色も鈍い。
【その他】
1970年に国の天然記念物に指定。
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<ここから鳥の写真>
『オオワシ(Steller's Sea Eagle)』
日本に探鳥に来る海外バーダーの憧れの鳥が本種です。
冬の日本でのターゲットの定番は、オオワシ・オジロワシ、タンチョウ、シマフクロウ、小鳥類
これらを北海道で楽しんだ後、地獄谷温泉のスノーモンキー(ニホンザル)、出水のツル、奄美沖縄・・・そんな感じ。
もちろん、日本固有種は人気ですが、それを凌ぐ人気が本種。
世界各国で猛禽類は人気があります。
国や城や一族の紋章に刻まれたりされています。
そんな中でも、本種は、大きさ、色彩、雪や氷と似合う・・・そう「絵」になるんです。
白黒黄色、この派手な組み合わせと大きさ。
何回見ても見惚れます。
ついついシャッターを押してしまいます。
まだ、ワシ船に乗ったことがないので、近々に乗りに行ってみたいと思っています。
若い個体

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本日はお立ち寄りいただきましてありがとうございます。
今日も皆様にとってみずみずしい一日でありますように。







