【日本の野鳥#18-07】オオワシ(Steller's Sea Eagle) | 鳥好きFPのつれづれ日記2

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自然ものの写真をご紹介していきます。
野鳥が中心ですが、風景や草花、動物、きのこたちも登場します

記事の前半は「よもやま話」
記事の後半に「自然ものの写真」をご紹介です。

タカ目タカ科オジロワシ属
学名 Haliaeetus pelagicus
和名 オオワシ
英名 Steller's Sea Eagle

【分布】
日本、中国北東部、韓国、北朝鮮、ロシア東部に生息。

カムチャッカ半島、カラフト北部で繁殖。

越冬で、朝鮮半島、沿海州、カムチャッカ半島南部へ南下。

日本では、北海道や東北地方などに冬鳥として渡来。

 

2亜種に分類される。

Haliaeetus pelagicus pelagicus  基亜種オオワシ
Haliaeetus pelagicus niger 標本も少なく、現在も生息しているか不明。亜種ではなく暗色型という説もある。

【生態】
海岸、沿岸部、湖沼、河川、河口部などに生息。

水辺にある大木の樹上や断崖にて営巣。

食性は動物食。越冬地の北海道では、おもに漁港湾に入り、魚を捕食。弱った水鳥、海獣なども捕食する。死んだエゾシカも食べる。

繁殖期には積極的に海鳥を捕食し、哺乳類も狩る。

【サイズ・形態】
全長85‐105㎝ 翼開長190‐250㎝。

雌雄で大きさが異なる。メスが大きい。

成鳥は全身が黒や黒褐色基調。

額は白。

頭頂から後頚部は白い軸斑が入る。

尾羽は白く、長い楔形。14枚。

翼は、翼後縁部がやや膨らみ、黒や黒褐色。翼前部(小雨覆)は白く目立つ。

虹彩は黄色。

クチバシは大きく太い、色は橙黄色。

脚は黄色や橙黄色。脛部を覆う羽毛は白。

爪は黒。


幼鳥は全身が淡褐色で、下面や翼に白い羽毛が混じる。尾羽も羽縁に褐色の斑紋が入る。

小雨覆、脛部を覆う羽毛は白くない。

クチバシの黄色も鈍い。
 

【その他】

1970年に国の天然記念物に指定。


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<ここから鳥の写真>
『オオワシ(Steller's Sea Eagle)』

日本に探鳥に来る海外バーダーの憧れの鳥が本種です。

冬の日本でのターゲットの定番は、オオワシ・オジロワシ、タンチョウ、シマフクロウ、小鳥類

これらを北海道で楽しんだ後、地獄谷温泉のスノーモンキー(ニホンザル)、出水のツル、奄美沖縄・・・そんな感じ。

もちろん、日本固有種は人気ですが、それを凌ぐ人気が本種。

 

世界各国で猛禽類は人気があります。

国や城や一族の紋章に刻まれたりされています。

そんな中でも、本種は、大きさ、色彩、雪や氷と似合う・・・そう「絵」になるんです。

 

白黒黄色、この派手な組み合わせと大きさ。

何回見ても見惚れます。

 

ついついシャッターを押してしまいます。

 

まだ、ワシ船に乗ったことがないので、近々に乗りに行ってみたいと思っています。

 

若い個体




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