【日本の野鳥#18-04】トビ(Black Kite) | 鳥好きFPのつれづれ日記2

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自然ものの写真をご紹介していきます。
野鳥が中心ですが、風景や草花、動物、きのこたちも登場します

記事の前半は「よもやま話」
記事の後半に「自然ものの写真」をご紹介です。

タカ目タカ科トビ属
学名 Milvus migrans
和名 トビ
英名 Black Kite

【分布】


M. m. migrans – European Black Kite

ヨーロッパ中央部、南部、東部、アフリカ北西部、天山山脈、パキスタンにかけて繁殖。アフリカのサハラ地域で越冬。頭部が白っぽい。


M. m. lineatus – Black Kite or Black-eared Kite 

シベリアからアムール地方、ヒマラヤ南部、インドシナ半島北部、中国、日本で繁殖。北方の個体は、ペルシャ湾、南アジア、東南アジアで越冬。 翼下面に淡い斑が入る。

M. m. govinda – Small Indian Kite (以前は Pariah Kite)

パキスタン東部、インド、スリランカ、インドネシア、マレー半島で留鳥として生息。尾は浅い燕尾形。


M. m. affinis – Fork-tailed Kite

スラウェシ島、小スンダ諸島、パプアニューギニア、オーストラリア北東部・東部で生息。


M. m. formosanus –Taiwan Kite
台湾、ハイナン地方に留鳥として生息。

【生態】
樹上に枝を組み込んで営巣。

上昇気流を利用して羽ばたかずに滑空旋回して高度を上げる。

食性は動物食。動物や魚の死骸、カエル、トカゲ、ネズミ、ヘビ、魚などを捕食。

都市部では、生ごみを食べる。

「ピーヒョロロ♪」と聞きなすように、よく声を出す。

【サイズ・形態】
全長60‐65㎝ 翼開長150-160㎝。

体色は褐色と淡明褐色のまだら模様。

目の周辺は黒褐色に縁どられる。

尾羽中央部が燕尾状に切れ込む。

翼下面の先端近くに白い斑が入る。

【その他】


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<ここから鳥の写真>
『トビ(Black Kite)』

日本に生息するタカの中では、大型の部類。

オオワシ、オジロワシ、イヌワシ、クマタカに次ぐサイズ。

沿岸部の都市公園で食事をしているときには、要注意。

家族やカップルがお弁当を広げたら、上空から舞い下りてきて、お弁当をかっさらいます。

その時に、トビの大きさに驚きます。

翼を広げて15‐160㎝は人と同じサイズですから、子どもにはさらに怖いほど大きく見えると思います。

横浜や湘南などでは、皆さん気を付けてくださいね。

 

びっくりして、お弁当をひっくり返したり、さらった後、こぼしたりして、服を汚されたりしますし、他人にもそうした迷惑をかけることになるので、油断なピクニックをしてください。

 

ドラマや再現ビデオ、アニメなどのBGMに「長閑なシーン」には「ピーヒョロロ♪」が似合います。

よく使われていますよね(^^)

実際に、声を耳にすると、やはりそういう気分になりますよね~

 

虫や鳥の声の例を挙げると

アブラセミの声=暑い

スズムシ・コオロギの声=秋

ウグイス・キジの声=春
オオタカ・チゴハヤブサ・モズの声=緊張・緊迫

オオヨシキリの声=夏

ヒヨドリ・オナガ・スズメの声=日常
トビの声=のどか・田舎

 

皆さんはどんな鳥の声とイメージが合うと感じますか?

 



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本日はお立ち寄りいただきましてありがとうございます。
今日も皆様にとってみずみずしい一日でありますように。