【日本の野鳥#19-04】リュウキュウコノハズク(Ryukyu Scops Owl) | 鳥好きFPのつれづれ日記2

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自然ものの写真をご紹介していきます。
野鳥が中心ですが、風景や草花、動物、きのこたちも登場します

記事の前半は「よもやま話」
記事の後半に「自然ものの写真」をご紹介です。

フクロウ目フクロウ科コノハズク属

学名 Otus elegans

和名 リュウキュウコノハズク

英名 Ryukyu Scops Owl

 

【分布】

台湾の蘭嶼(らんゆう)、日本(奄美大島以南)、フィリピン(バタン島)に分布。
日本では周年生息(留鳥)

 

4~5亜種に分類

O. e. elegans  - 基亜種リュウキュウコノハズク 奄美・琉球諸島・八重山諸島に分布。
O. e. interpositus  - ダイトウコノハズク 大東島に分布。
O. e. botelensis  - ランユウコノハズク 台湾南東部の離島の蘭嶼に分布。

O. e. calayensis - カラヤンコノハズク フィリピンンのカラヤン諸島に分布。(下記地域も含む分類もある)

(◆O. e. batanensis ‐ フィリピンのバテーンズ諸島に分布。)

 

【生態】

平地から山地にかけての森林に生息。
食性は動物食。主にバッタなどの昆虫、クモなど節足動物を捕食。

樹洞に営巣。

夜行性。

 

【サイズ・形態】

全長20-22㎝ 翼開長55㎝。

全身、黒褐色に虫食い状の斑紋が入る。

上面は灰褐色。

下面は淡い赤褐色、細く短い縦縞が入る。

頭部や胸部の羽毛は赤褐色味を帯びる。

頭部に小型の羽角がある。
虹彩は黄色。

脚は羽毛で覆われない。

声はコノハズクとは異なる。

オスは「コホーッ、コホーッ」、メスは「キュウッ、キュウッ」、「ミャー」と鳴く。

 

【その他】

長らくコノハズクの亜種という扱いであったが、近年は声や脚の羽毛の有無などで別種とされた。

 

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<ここから鳥の写真>

『リュウキュウコノハズク(Ryukyu Scops Owl)』

奄美や沖縄本島で夜のフィールド活動をしていると鬱蒼としたジャングルの中から

咳込んだような「コホッ・コホッ・・」の声が聞こえてきます。

 

街灯などで虫を探している個体などにばったり出会うこともあります。

 

夜のフィールドワークの楽しさは格別ですが、奄美や琉球地方にはハブがいるので

くれぐれもご注意が必要です。

 

そんな本種の写真をどうぞご覧ください。

 

沖縄ヤンバルにて

 

奄美大島にて

 

※順番的には、次はシロフクロウ・ワシミミズクと続くのですが、まだ見たことがないので、スキップします。

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本日はお立ち寄りいただきましてありがとうございます。

今日も皆様にとってみずみずしい一日でありますように。