チドリ目科ハシブトアジサシ属
学名 Gelochelidon nilotica
和名 ハシブトアジサシ
英名 Gull-billed Tern
【分布】
極地、寒冷地を除く全世界に広く生息。
5亜種に分類。
◆G. n. nilotica ヨーロッパ、地中海側のアフリカ、中東、中央アジア南部、中国東部で繁殖。ナイル川沿い、アフリカ中央部、紅海、ペルシャ湾、インド西部で越冬。
◆G. n. affinis ロシア・モンゴル・中国を結ぶ国境周辺で繁殖。東南アジアで越冬。日本で見られる亜種
◆G. n. aranea アメリカ東部から南部、繁殖。カリブ諸島で越冬。
◆G. n. vanrossemi アメリカ西海岸南部で繁殖。メキシコ北西部で越冬。
◆G. n. gronvoldi アルゼンチン北東部で繁殖。ガイアナからアルゼンチン北東部で越冬。
【生態】
干潟や河口、湖沼に生息。
湿地、湖沼、海岸にてコロニーを形成して繁殖。
食性は動物食。カニを好む。
【サイズ・形態】
全長38㎝ 翼開長95㎝。
夏羽は頭頂部が黒。体上面は淡い灰色。体下面は白。
冬羽は白くなるが、目の後ろに黒色部は残る。換羽中はごま塩状態。
英名のGull-billedにあるように、カモメのように太いクチバシが特徴。色は黒。
他のアジサシ類よりも脚が長め。
【その他】
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<ここから鳥の写真>
『ハシブトアジサシ(Gull-billed Tern)』
3回ほど挑戦してようやく出会えた鳥です。
どこどこの河口にいる→行く→いない
一度出会えてからは、結構出会えています。
オーストラリアでは越冬個体も難なく、見たりして。
本種は分類的にアジサシと名前につきますが、アジサシ属ではなく、「ハシブトアジサシ属」になるので、クチバシや脚の長さなど、ちょっと特徴的なアジサシです。
Cairnsにて
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本日はお立ち寄りいただきましてありがとうございます。
今日も皆様にとってみずみずしい一日でありますように。