【日本の野鳥#17-110】ハシブトアジサシ(Gull-billed Tern) | 鳥好きFPのつれづれ日記2

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自然ものの写真をご紹介していきます。
野鳥が中心ですが、風景や草花、動物、きのこたちも登場します

記事の前半は「よもやま話」
記事の後半に「自然ものの写真」をご紹介です。

チドリ目科ハシブトアジサシ属

学名 Gelochelidon nilotica

和名 ハシブトアジサシ

英名 Gull-billed Tern

 

【分布】

極地、寒冷地を除く全世界に広く生息。

5亜種に分類。

G. n. nilotica  ヨーロッパ、地中海側のアフリカ、中東、中央アジア南部、中国東部で繁殖。ナイル川沿い、アフリカ中央部、紅海、ペルシャ湾、インド西部で越冬。

G. n. affinis ロシア・モンゴル・中国を結ぶ国境周辺で繁殖。東南アジアで越冬。日本で見られる亜種

G. n. aranea アメリカ東部から南部、繁殖。カリブ諸島で越冬。

G. n. vanrossemi  アメリカ西海岸南部で繁殖。メキシコ北西部で越冬。

G. n. gronvoldi アルゼンチン北東部で繁殖。ガイアナからアルゼンチン北東部で越冬。

 

 

【生態】

干潟や河口、湖沼に生息。

湿地、湖沼、海岸にてコロニーを形成して繁殖。

食性は動物食。カニを好む。

 

【サイズ・形態】

全長38㎝ 翼開長95㎝。

夏羽は頭頂部が黒。体上面は淡い灰色。体下面は白。

冬羽は白くなるが、目の後ろに黒色部は残る。換羽中はごま塩状態。

英名のGull-billedにあるように、カモメのように太いクチバシが特徴。色は黒。

他のアジサシ類よりも脚が長め。

 

【その他】

 

 

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<ここから鳥の写真>

『ハシブトアジサシ(Gull-billed Tern)』

3回ほど挑戦してようやく出会えた鳥です。

どこどこの河口にいる→行く→いない

 

一度出会えてからは、結構出会えています。

オーストラリアでは越冬個体も難なく、見たりして。

 

本種は分類的にアジサシと名前につきますが、アジサシ属ではなく、「ハシブトアジサシ属」になるので、クチバシや脚の長さなど、ちょっと特徴的なアジサシです。

 

Cairnsにて

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本日はお立ち寄りいただきましてありがとうございます。

今日も皆様にとってみずみずしい一日でありますように。