【日本の野鳥#17-92】チャガシラカモメ(Brown-headed Gull) | 鳥好きFPのつれづれ日記2

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自然ものの写真をご紹介していきます。
野鳥が中心ですが、風景や草花、動物、きのこたちも登場します

記事の前半は「よもやま話」
記事の後半に「自然ものの写真」をご紹介です。

チドリ目カモメ科カモメ属

学名 Larus brunnicephalus

和名 チャガシラカモメ

英名 Brown-headed Gull

 

【分布】

アジア中南部から中国西部、チベットの高原地帯、モンゴル中央部などで繁殖。非外洋性地域の繁殖。

インド、東南アジア、中国南部にて越冬。

日本では、迷鳥として記録が数例。

 

【生態】

繁殖期は、内陸の高原地帯の湖などの周辺及び島、草地で繁殖。

非繁殖期は、湖、海岸で生息。

食性は動物食。魚、軟体動物などを捕食するが、町でごみを漁ったりもする。

 

【サイズ・形態】

全長41-45㎝ 翼開長105-115㎝。

夏羽は頭部が淡褐色、ユリカモメよりも明るめ。

背面は青灰色。

クチバシと脚は赤。

黒い初列風切外側2枚に白斑がある

虹彩は白。

 

成鳥冬羽は、頭部が白くなり、ヘッドフォン状の黒の斑紋が入る。クチバシおよび脚の赤は淡くなる。

 

幼鳥も成鳥冬羽に似るが、尾羽に黒いバンドが入る。次列三列風切も黒。

クチバシは基部から先端まで橙色、先端部は黒。脚は橙色。

 

【その他】

類似種:ユリカモメ(成鳥夏羽、冬羽、幼羽)ともに似る。

大きさは本種が一回り大きい。

オデコの形状が出っ張り気味。

成鳥の虹彩は白。

初列風切羽が黒、先端部に白いミラー2つが入る。

 

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<ここから鳥の写真>

『チャガシラカモメ(Brown-headed Gull)』

まだ、国内では未見です。

タイの塩田で見ました。

ヘラシギやカラフトアオアシシギを探しながら

日本的珍カモメも狙います。

本種とハシボソカモメは押さえておきたいのですが、後者にはいまだに出会えていません。

 

本種との初の出会い時、私は、「チャガシラがこんなにいる‼」と興奮気味に車中から撮影していましたが、ガイドは、ウミネコの第1回冬羽の交じりに興奮・・・

 

そんなところ変われば、珍鳥が変わる・・・を目の当たりにしたのでした。

 

本種とは2回出会っています。

その中から抜粋。

場所はどちらもバンコク近郊の塩田にて。

 

冬羽

虹彩が白いのが分かりますか?

初列風切外側2枚に白斑が分かりますね。

 

夏羽

初列風切外側2枚に白斑が分かりますね。

虹彩が白いのも分かりますね。

飛翔時にも初列風切外側2枚に白斑が分かりますね。

 

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本日はお立ち寄りいただきましてありがとうございます。

今日も皆様にとってみずみずしい一日でありますように。