【日本の野鳥#17-85】ミツユビカモメ(Black-legged Kittiwake) | 鳥好きFPのつれづれ日記2

鳥好きFPのつれづれ日記2

自然ものの写真をご紹介していきます。
野鳥が中心ですが、風景や草花、動物、きのこたちも登場します

記事の前半は「よもやま話」
記事の後半に「自然ものの写真」をご紹介です。

チドリ目カモメ科ミツユビカモメ属

学名 Rissa tridactyla

和名 ミツユビカモメ

英名 Black-leged Kittiwake

 

【分布】

北アメリカ大陸やユーラシア大陸、グリーンランドの海岸部で繁殖。

北大西洋や北太平洋、北極海で越冬。

日本では、九州以北に冬鳥として飛来。

 

2亜種に分類

Rissa tridactyla pollicaris 亜種ミツユビカモメ(日本に飛来はこちらの亜種)
Rissa tridactyla tridactyla 基亜種

 

【生態】

外洋や外洋に面した海岸に生息。

食性は動物食で、魚類、イカなど軟体動物等を捕食。海面で採餌するが、潜水して採餌することもある。

岸壁や岩棚の上などに大規模な集団繁殖地(コロニー)を形成し、繁殖をする。

 

【サイズ・形態】

全長37-41cm 翼開長91-105㎝。

全身白基調。

翼上面は青灰色。

初列風切の先端が黒。

額は出張らない。

クチバシは黄色。

脚は黒。(英名の由来の特徴)

夏羽は、頭部が白くなる。

冬羽は、後頸部に斑紋が入る。

幼鳥は、クチバシが黒、後頸に黒い筋模様が入る。

翼上面に黒いアルファベットの「M字」の斑紋があり、尾羽の先端が黒。

 

【その他】

 

 

********************************************************

<ここから鳥の写真>

『ミツユビカモメ(Black-leged Kittiwake)』

秋から春の航路で鳥見をしていると、本種の姿をよく見かけます。

銚子港などでも見ることはできますが、基本的に外洋性が高いカモメなので

沿岸部では多くないので、航路で出会えると嬉しくなりますね。

 

幼鳥は、背面のM字のラインがかっこいいですし

成鳥は、美しさを感じるフォルムのカモメです。

 

港で出会えると、ちょっと得した気分になるカモメですね。

 

銚子港にて

航路にて

漁港にて

 

幼羽

M字のラインが素晴らしい

 

航路にて

外洋で浮いています。

ウミネコと本種

 

※順番的には、次はアカアシミツユビカモメ・ゾウゲカモメ・クビワカモメ・ヒメクビワカモメ・ハシボソカモメ・ボナパルトカモメと続くのですが、まだ見たことがないので、6種をスキップします。

********************************************************

 

本日はお立ち寄りいただきましてありがとうございます。

今日も皆様にとってみずみずしい一日でありますように。