チドリ目カモメ科シロアジサシ属
学名 Gygis alba
和名 シロアジサシ
英名 White Tern
【分布】
インド洋や太平洋、大西洋の熱帯、亜熱帯の島嶼で繁殖。
非繁殖期は、周辺の外洋で生息。
日本へは稀に小笠原諸島や南西諸島に飛来。
本州や北海道では台風によって迷行の記録がある。
3亜種に分類される。
◆G. a. alba - 大西洋の熱帯の島に生息
◆G. a. candida - 南モルディヴを含む中心太平洋へのセイシェル&マスカリン諸島に生息
◆G. a. leucopes - ピトケアン諸島に生息
【生態】
繁殖期は集団でコロニーを形成する。海岸近くの木の横枝に産卵することが多い。
樹上にとまることが多い。
非繁殖期は、外洋上に生息。
【サイズ・形態】
全長28㎝ 翼開長76-87㎝
雌雄同色。
全身が白。
目先に黒い斑がある。目は黒、目先の斑がつながるのでより黒目が大きく見える。
クチバシは黒、基部は青みがかる。
脚は青灰色。爪は黒。
【その他】
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<ここから鳥の写真>
『シロアジサシ(White Tern)』
真っ白なアジサシ。
クロアジサシとは対極にある体色ですね。
本種は目がとても大きく見えます。
もともと黒目の大きな目をしていますが、そこにつながる黒い斑紋が
目全体を大きく見せる効果があります。
プロ野球選手やアメフトの選手なんかが日中の試合に目の下に黒いシールを貼っているのと同じ効果があるのでしょうか?
真っ白な自身の体からの光の反射を抑える目的なのでしょうか?
理由は分かりかねるのですが
とにかく、大きく見える黒い「目」と白い体が印象的で、類似する鳥もいません。
サイパン、ロタ島、グアム、ハワイでも出会いました。
グアムでは、横枝で営巣していた巣も見ることが出来て、かわいい雛も撮影出来ました。
気品のある成鳥とかわいい雛をご覧ください。
木に止まっている姿を見かけます。
ひらひら舞うように飛びます。
もちろん高速飛翔も。
つがいは仲良く並んで日向ぼっこしていました。
こうして鳴き合いながら、じゃれついています。
雛とともに
こんな横枝が巣なんですよね
ご飯ですよ~
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本日はお立ち寄りいただきましてありがとうございます。
今日も皆様にとってみずみずしい一日でありますように。













