【日本の野鳥#17-81】クロアジサシ(Brown Noddy) | 鳥好きFPのつれづれ日記2

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自然ものの写真をご紹介していきます。
野鳥が中心ですが、風景や草花、動物、きのこたちも登場します

記事の前半は「よもやま話」
記事の後半に「自然ものの写真」をご紹介です。

チドリ目カモメ科クロアジサシ属

学名 Anous stolidus

和名 クロアジサシ

英名 Brown Noddy

 

【分布】

太平洋、インド洋、大西洋の熱帯、亜熱帯の島々で繁殖。

非繫殖期は周辺の外洋に生息。

日本では、夏鳥として八重山諸島の仲ノ神島、尖閣諸島、小笠原諸島の母島・父島・西ノ島、北硫黄島、南鳥島で繁殖。

 

5つの亜種に分類

A. s. pileatus - 紅海、インド洋東からハワイ・イースター島までの太平洋に生息。亜種クロアジサシ

A. s. galapagensis  - ガラパゴス諸島に生息。
A. s. ridgwayi  - メキシコからコスタリカの島に生息。
A. s. stolidus  - カリブ海から大西洋に生息。

A. s. pullus - 沖縄近海に生息 亜種リュウキュウクロアジサシ 

 

【生態】

沖合の小島の岩場や砂地や草原に種類ごとに固まったコロニー(集団繁殖地)を作る。

オスとメスの求愛行動では首を上下させる行動を行う。英名のNoddyは「うなずき」の意。

他のアジサシのように水中に飛び込むのではなく、水面で採餌する。

食性は動物食。魚やイカ、甲殻類を表層で捕食。

 

【サイズ・形態】

全長40-45㎝ 翼開長75-86㎝。

額とアイリングは白く後頭部が灰褐色の外は、全身黒褐色。

クチバシは黒。

脚は黒褐色。
 

【その他】

 

 

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<ここから鳥の写真>

『クロアジサシ(Brown Noddy)』

本種を初めて見たのは、仕事で行ったサイパンにて

次いで、家族旅行でのグアム

その後はロタ島

さらにオーストラリアのCairnsの沖合にあるミコマスケイにて

国内では、小笠原航路にて観察しました。

 

アジサシの仲間は、概ね、白が基調の種が多い中、本種と近縁の数種は黒褐色のボディー

凄くかっこいいです。戦闘機のようですよね。

 

小笠原丸の船上より

 

ミコマスケイにて

※順番的には、次はヒメクロアジサシ・ハイイロアジサシと続くのですが、まだ見たことがないので、スキップします。

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本日はお立ち寄りいただきましてありがとうございます。

今日も皆様にとってみずみずしい一日でありますように。