【日本の野鳥#17-50】ソリハシシギ(Terek Sandpiper) | 鳥好きFPのつれづれ日記2

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自然ものの写真をご紹介していきます。
野鳥が中心ですが、風景や草花、動物、きのこたちも登場します

記事の前半は「よもやま話」
記事の後半に「自然ものの写真」をご紹介です。

チドリ目シギ科ソリハシシギ属

学名 Xenus cinereus

和名 ソリハシシギ

英名 Terek Sandpiper

 

【分布】

ユーラシア大陸の高緯度地方で繁殖。

アフリカ大陸、インド、東南アジア、オーストラリアの沿岸部で越冬。

日本では、4‐5月、8‐10月に旅鳥として飛来。

秋のほうが個体数が多い。

 

【生態】

繁殖期は湿地、草原、ツンドラ地帯などに生息。

非繁殖期は主に海岸地方の干潟、浅瀬、砂浜、河口や海岸近くの湿地、水田に生息。

内陸では見ない。

食性は動物食、昆虫や小型の甲殻類を捕食。

 

【サイズ・形態】

全長22-25㎝ 翼開長57-59㎝。

成鳥夏羽は体上面が灰褐色、下面が白色で胸に灰褐色の斑。

クチバシは、体のサイズに比べて長く、上に反る、色は黒、基部は黄褐色。

脚はは橙黄色で短い。

冬羽になると胸の斑が無くなり、体下面がより白くなる。脚の色も淡くなる。

次列風切の羽先が白く、飛翔時には白い帯がよく目立つ。

 

声はピリピリッ、ピーイピーイと口笛のように鳴く。

速足で活発に動きながら餌を探す。

 

【その他】

Jizzとしては、脚が黄色の反ったクチバシ、キアシシギより淡い色。

類似する種はいない。

 

オオソリハシシギは大きいソリハシシギというい意味合いで命名されているが、見た目で間違うことが全くないサイズの違いがある。属も異なる。

 

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<ここから鳥の写真>

『ソリハシシギ(Terek Sandpiper)』

本種の特徴は、なんといっても反ったクチバシ。

とにかくこの特徴が魅力につきます。

動きも、忙しく、活発で、反ったクチバシを地面につけたように頭を低くして餌を探す姿が

とてもコミカルでかわいらしいんですよね。

頭も小さくて、クチバシが長いので、すごくしゃれた感じにも見えたりします。

 

観察していて、とても楽しいシギの一つですね(^^)

左:キアシシギ 右:ソリハシシギ

 

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本日はお立ち寄りいただきましてありがとうございます。

今日も皆様にとってみずみずしい一日でありますように。