チドリ目シギ科キアシシギ属
学名 Tringa incanus
和名 メリケンキアシシギ
英名 Wanderling Tattler
【分布】
アラスカ南部で繁殖。
カルフォルニア、メキシコ西岸、南太平洋の島嶼、オーストラリア東岸で越冬。
日本では、旅鳥として主に春の渡りの時期に太平洋側の地域で観察される。数は多くない。
【生態】
【サイズ・形態】
全長26‐30㎝ 翼開長50‐55㎝。
雌雄同色。
成鳥夏羽は体の上面が暗い灰褐色。
体の下面は白く、胸から下尾筒まで灰褐色の縦斑が密に入る。
クチバシは黒。
脚は黄色。
成鳥冬羽は、体の下面の縦斑がなくなり淡い灰褐色になる。
静止時は、風切羽が尾の先より突出。
鳴き声は、ピッピッピッという連続音。
【その他】
類似種「キアシシギ」
体の上面の色が本種が暗色、キアシシギは羽縁がわずかに白いので淡く見える。
下面に縦斑が密で黒っぽい印象、キアシシギは淡い。
鳴き声が、ピッピッピッという連続音、キアシシギはピュイー。
風切羽がキアシシギは短く、尾羽より突出しない。
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<ここから鳥の写真>
『メリケンキアシシギ(Wanderling Tattler)』
千葉の湾岸地域のテトラポットで観察しています。
以前は、茜浜という有名ポイントがありましたが、最近は話を聞きません。
ここ数年は、浦安で観察しています。
ここには、キアシシギも混在して生息しているので
その見極めが楽しいんですよね。
全体的なJizzで黒っぽいとか、立ち姿など違いもありますが、声は決定的なので
声を拾うのも手だと思います。
最後の写真にキアシシギを貼っておきます。
比較してみてください。
茜浜にて
浦安にて
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本日はお立ち寄りいただきましてありがとうございます。
今日も皆様にとってみずみずしい一日でありますように。