【日本の野鳥#17-49】メリケンキアシシギ(Wanderling Tattler) | 鳥好きFPのつれづれ日記2

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自然ものの写真をご紹介していきます。
野鳥が中心ですが、風景や草花、動物、きのこたちも登場します

記事の前半は「よもやま話」
記事の後半に「自然ものの写真」をご紹介です。

チドリ目シギ科キアシシギ属

学名 Tringa incanus

和名 メリケンキアシシギ

英名 Wanderling Tattler

 

【分布】

アラスカ南部で繁殖。

カルフォルニア、メキシコ西岸、南太平洋の島嶼、オーストラリア東岸で越冬。

日本では、旅鳥として主に春の渡りの時期に太平洋側の地域で観察される。数は多くない。

 

【生態】

 

 

【サイズ・形態】

全長26‐30㎝ 翼開長50‐55㎝。

雌雄同色。

成鳥夏羽は体の上面が暗い灰褐色。

体の下面は白く、胸から下尾筒まで灰褐色の縦斑が密に入る。

クチバシは黒。

脚は黄色。

成鳥冬羽は、体の下面の縦斑がなくなり淡い灰褐色になる。

静止時は、風切羽が尾の先より突出。

鳴き声は、ピッピッピッという連続音。

 

【その他】

類似種「キアシシギ」

体の上面の色が本種が暗色、キアシシギは羽縁がわずかに白いので淡く見える。

下面に縦斑が密で黒っぽい印象、キアシシギは淡い。

鳴き声が、ピッピッピッという連続音、キアシシギはピュイー。

風切羽がキアシシギは短く、尾羽より突出しない。

 

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<ここから鳥の写真>

『メリケンキアシシギ(Wanderling Tattler)』

千葉の湾岸地域のテトラポットで観察しています。

以前は、茜浜という有名ポイントがありましたが、最近は話を聞きません。

ここ数年は、浦安で観察しています。

ここには、キアシシギも混在して生息しているので

その見極めが楽しいんですよね。

 

全体的なJizzで黒っぽいとか、立ち姿など違いもありますが、声は決定的なので

声を拾うのも手だと思います。

 

最後の写真にキアシシギを貼っておきます。

比較してみてください。

 

茜浜にて

 

浦安にて

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本日はお立ち寄りいただきましてありがとうございます。

今日も皆様にとってみずみずしい一日でありますように。