【日本の野鳥#17-47】タカブシギ(Wood Sandpiper) | 鳥好きFPのつれづれ日記2

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自然ものの写真をご紹介していきます。
野鳥が中心ですが、風景や草花、動物、きのこたちも登場します

記事の前半は「よもやま話」
記事の後半に「自然ものの写真」をご紹介です。

チドリ目シギ科クサシギ属

学名 Tringa glareola

和名 タカブシギ

英名 Wood Sandpiper

 

【分布】

ユーラシア大陸北部で繁殖。

アフリカ、インド、東南アジア、ニューギニア、オーストラリアで越冬。

日本では、旅鳥として春と秋の渡りの時期に全国的に渡来。関東以南では少数が越冬。

 

【生態】

繁殖期は、湿地や樹木の疎らな草原などに生息。

非繁殖期は数羽から数十羽程度の小さな群れを形成し、水田、湿地、川岸等に生息。

淡水域を好む。干潟で見ることは少ない。

 

【サイズ・形態】

全長20-22㎝ 翼開長40㎝。

成鳥夏羽は、頭から胸にかけては白地に褐色の縦斑が密に入る。

体の上面は黒褐色で、黒色や白色の横斑や斑点が入る。

冬羽は体の上面が灰黒褐色で灰色の斑が入るがやや不明瞭。

 

腰と腹は白。

眉斑は白く明瞭で、通眼線は黒褐色。

アイリングは白。

クチバシはまっすぐで黒、基部は緑黄色。

脚は暗緑黄色。

 

【その他】

類似種「クサシギ」

本種とクサシギは似ているといわれる。

              タカブシギ          クサシギ

白い過眼線   明瞭で目の後ろまで   目まで、後ろにはない

 

翼下面         白っぽい           暗灰色

 

上面の色合い  白い斑が大きく明瞭   白い斑が細かいため

           淡色に感じる          農緑灰色に見える

 

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<ここから鳥の写真>『タカブシギ(Wood Sandpiper)』

越冬地の東南アジアでも何度も見たことがありますし

国内でも、見る機会の多いシギの1種であることは間違いないのですが

昔は淡水域にはたくさんいたイメージでしたが、最近はその数の減少が気になります。

 

それでも、淡水域の代表種であることは変わりないので

田んぼや湿地周りをするときのものさしになるシギですね。

 

淡水シギ代表の本種をご覧ください。

 

越冬地のタイにて

 

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本日はお立ち寄りいただきましてありがとうございます。

今日も皆様にとってみずみずしい一日でありますように。