【日本の野鳥#17-46】クサシギ(Green Sandpiper) | 鳥好きFPのつれづれ日記2

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自然ものの写真をご紹介していきます。
野鳥が中心ですが、風景や草花、動物、きのこたちも登場します

記事の前半は「よもやま話」
記事の後半に「自然ものの写真」をご紹介です。

チドリ目シギ科クサシギ属

学名 Tringa ochropus

和名 クサシギ

英名 Green Sandpiper

 

【分布】

ユーラシア大陸北部で広く繁殖。

アフリカ、中東、インド、中国南部、東南アジアで越冬。

日本では、旅鳥として春と秋の渡りの時期に全国的に渡来。

関東以南では越冬個体もある。

 

【生態】

繁殖期は湿地に生息。

非繁殖期は湖沼、河川、水田、湿地に生息。淡水域を好む。

食性は主に動物食。水深の浅い場所で、昆虫類や甲殻類、貝類、節足動物、水生生物などを捕食。

営巣はシギとしては特殊で、主に地上や倒木上に営巣するが、他の鳥類の古巣を利用を利用することもある。

 

【サイズ・形態】

全長21-24㎝ 翼開長57–61㎝。

雌雄同色。

成鳥夏羽は、頭部から背中、翼にかけての体の上面が緑色味がかった黒褐色。

背と翼には細かい白い斑紋が散在。風切羽の羽縁にステッチ状の白い斑紋が美しい。

成鳥冬羽は、体の上面が暗い灰褐色で、白斑が目立たなくのっぺりしたイメージになる。

 

腹からの体下面と腰は白。

クチバシは黒。

脚は灰緑色。

 

【その他】

類似種「クサシギ」
本種とクサシギは似ているといわれる。
              タカブシギ          クサシギ
白い過眼線   明瞭で目の後ろまで   目まで、後ろにはない

翼下面         白っぽい           暗灰色

上面の色合い  白い斑が大きく明瞭   白い斑が細かいため
           淡色に感じる          農緑灰色に見える

 

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<ここから鳥の写真>

『クサシギ(Green Sandpiper)』

小笠原航路の太平洋の真ん中で飛行している姿を見たことがあります。

7月末という季節外れに、こんなところを飛ぶ(渡る)んだ・・・と感心というかびっくりというか

そんな気持ちになったことがあります。

 

本種は群れでいることを見る機会が少なく単独でいることが多い気がします。

そして、警戒心が強めで、なかなか近くで撮影する機会に恵まれないんですよね。

 

数少ない中から写真を絞り出しました。

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本日はお立ち寄りいただきましてありがとうございます。

今日も皆様にとってみずみずしい一日でありますように。