【日本の野鳥#17-43】カラフトアオアシシギ(Nordmann's Greenshank) | 鳥好きFPのつれづれ日記2

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自然ものの写真をご紹介していきます。
野鳥が中心ですが、風景や草花、動物、きのこたちも登場します

記事の前半は「よもやま話」
記事の後半に「自然ものの写真」をご紹介です。

チドリ目シギ科クサシギ属

学名 Tringa guttifer

和名 カラフトアオアシシギ

英名 Nordmann's Greenshank

 

【分布】

オホーツク海沿岸の一部およびサハリン島で繁殖。

主な中継地は中国沿岸部。

インドやバングラデシュ、マレー半島へ南下し越冬。

日本では主に秋季に渡りの途中でまれに旅鳥として飛来。

 

【生態】

塩性湿原や干潟に生息。

食性は動物食で、魚類、甲殻類、ゴカイなどを捕食。

カラマツの樹上に草や木の枝を組み合わせて営巣。

 

【サイズ・形態】

 

成鳥夏羽は全体に黒っぽく、頭部から胸、前方腹部にかけて大きく荒い暗色斑が入る。

英名の別名が「Spotted Greenshank」なのも、この斑が由来と思われる。

背面は黒褐色、肩羽・雨覆の軸班も黒く、羽縁に白いパッチ模様。

冬羽は、全体的にべったとした灰色の印象。

頭部から頸部後ろは淡灰色、肩羽・雨覆は三列風切は灰褐色で淡褐色の縦縞が入る。

頭部は大きく、相対的に眼は小さい。

上下のクチバシは基部から中央にかけて淡色で緑灰色味があり、先端部は黒色。夏羽は全体的に黒っぽくなる。形状は基部が太く、ゆるく上に反っている。

 

上背~腰~上尾筒まで白色で斑がない。腹~下尾筒も白色で斑がない。
アオアシシギと異なり翼下面は斑がなく下雨覆は白色。

 

脚は、特に脛部が短く、色は黄緑色。

外趾側・内趾側の全てに趾に沿ってみずかきがある。

 

【その他】

類似種「アオアシシギ」

アオアシシギと比べて、脚(脛)が短く、クチバシの基部が太め、翼下面・上尾筒が白。全ての肢の間に水かきがある。

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<ここから鳥の写真>

『カラフトアオアシシギ(Nordmann's Greenshank)』

後にも先にも、まだ一度しか見たことがないシギです。

どうも、有明海では、何度か秋に行っていますが、縁がなくて・・・昨日はいた、翌週は出たとか・・・

ま、そのうち見れるでしょう。

ですが、世界的に数が少ない鳥、シギの仲間では、ヘラシギと同様に絶滅の心配のある種であるので、早いところ再会しておきたい鳥であることは間違いありません。

 

樹上で枝を組んで営巣するという珍しい習性のシギです。

沿岸地域の森林伐採や開発の影響も大きいと思われます。

渡りのルートでのかずみ網での乱獲の犠牲も心配です。

 

そんな本種をまだ、シギにあまり興味を持っていない2008年、偶然出かけて行った三番瀬に鳥屋さんが大勢・・・なんだ?

と思いながらも、ネットの上に変わった鳥。

 

ですが、人混み以外のシギチがご機嫌に撮れていたので、そこを放置して、人が帰り始めたころに行ってみたら・・・ なんじゃこりゃ~~

 

後悔・・・

 

記憶では、干潟が出てきて、潮干狩りの人に飛ばされちゃって・・・超短時間しか撮影出来ず・・・

 

そんな思い出出なんです。

今思うとつくずくもったいないな~

 

全部デジスコ時代の写真です。

 

 

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本日はお立ち寄りいただきましてありがとうございます。

今日も皆様にとってみずみずしい一日でありますように。