チドリ目シギ科ダイシャクシギ属
学名 Numenius madagascariensis
和名 ホウロクシギ
英名 Far Eastern Curlew
【分布】
アムール川中流域やカムチャツカ、中国東北部で繁殖する。
フィリピンや台湾、オーストラリアなどへ渡りをおこない越冬。
日本では3~6月,8~10月に通過する旅鳥。一部越冬する個体もいる。
【生態】
繁殖地では、湿原に生息。だたし、営巣場所は乾いたスゲの生えるような乾いた環境。
数つがいでコロニーを形成して営巣。
越冬地や中継地では、主に河口や海辺の干潟に生息。稀に田んぼで見ることもある。
数羽から数十羽の群れを形成。ダイシャクシギと混群になることもある。
食性は動物食、長いクチバシでカニやゴカイ、二枚貝などを捕食。
【サイズ・形態】
全長60㎝ 翼開長110㎝。
日本で記録のあるシギの仲間としては最大級。
ダイシャクシギに似る。
雌雄同色。
上面は淡褐色だがダイシャクシギより褐色身が濃い、頭頂から背、肩羽、雨覆に暗褐色の細かい斑が混じる。
雨覆の羽縁は淡黄褐色の小斑。
顔~頸部~胸も地色は淡褐色に暗褐色の細かい斑が混じる。
腹と下尾筒は淡褐色。
腰は上面と同じ。
翼下面は白地に暗褐色の斑。
クチバシは長い、頭部の3倍以上の長さで、大きく下にカーブする。基部はピンク(肉色)で先端部は黒。
脚は長く、緑灰色。ダイシャクシギよりも長いといわれているが、写真や観察角度、幼鳥や性差などで一概に識別点として使いにくい。
【その他】
類似種
ホウロクシギとは酷似する。
ダイシャクシギ ホウロクシギ
腹部/下尾筒 白 淡褐色に斑
腰 白 淡褐色に斑
翼下面 白 白地に斑
Jizz(印象)としては、ダイシャクシギは白っぽい印象 ホウロクシギは茶色い印象。
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<ここから鳥の写真>
『ホウロクシギ(Far Eastern Curlew)』
ダイシャクシギによく似ています。
現場で分かって撮影してきても、PCで見始めると分からなくなったりと(^^;)
そんな難儀な鳥
飛んでくれたり、翼を上げてくれると分かりやすいのですがね~
本種のフォルムもダイシャクシギに通じることもあり
非常に進化の粋をきわめて感じが好きな鳥です。
大好物ののカニ
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本日はお立ち寄りいただきましてありがとうございます。
今日も皆様にとってみずみずしい一日でありますように。