【日本の野鳥#17-38】ホウロクシギ(Far Eastern Curlew) | 鳥好きFPのつれづれ日記2

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自然ものの写真をご紹介していきます。
野鳥が中心ですが、風景や草花、動物、きのこたちも登場します

記事の前半は「よもやま話」
記事の後半に「自然ものの写真」をご紹介です。

チドリ目シギ科ダイシャクシギ属

学名 Numenius madagascariensis

和名 ホウロクシギ

英名 Far Eastern Curlew

 

【分布】

アムール川中流域やカムチャツカ、中国東北部で繁殖する。

フィリピンや台湾、オーストラリアなどへ渡りをおこない越冬。

日本では3~6月,8~10月に通過する旅鳥。一部越冬する個体もいる。

 

【生態】

繁殖地では、湿原に生息。だたし、営巣場所は乾いたスゲの生えるような乾いた環境。

数つがいでコロニーを形成して営巣。

越冬地や中継地では、主に河口や海辺の干潟に生息。稀に田んぼで見ることもある。

数羽から数十羽の群れを形成。ダイシャクシギと混群になることもある。

食性は動物食、長いクチバシでカニやゴカイ、二枚貝などを捕食。

 

【サイズ・形態】

全長60㎝ 翼開長110㎝。

日本で記録のあるシギの仲間としては最大級。

ダイシャクシギに似る。

雌雄同色。
上面は淡褐色だがダイシャクシギより褐色身が濃い、頭頂から背、肩羽、雨覆に暗褐色の細かい斑が混じる。
雨覆の羽縁は淡黄褐色の小斑。
顔~頸部~胸も地色は淡褐色に暗褐色の細かい斑が混じる。
腹と下尾筒は淡褐色。
腰は上面と同じ。
翼下面は白地に暗褐色の斑。

クチバシは長い、頭部の3倍以上の長さで、大きく下にカーブする。基部はピンク(肉色)で先端部は黒。
脚は長く、緑灰色。ダイシャクシギよりも長いといわれているが、写真や観察角度、幼鳥や性差などで一概に識別点として使いにくい。

 

【その他】

類似種
ホウロクシギとは酷似する。
          ダイシャクシギ   ホウロクシギ
腹部/下尾筒     白       淡褐色に斑
腰             白        淡褐色に斑
翼下面                白        白地に斑
Jizz(印象)としては、ダイシャクシギは白っぽい印象 ホウロクシギは茶色い印象。

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<ここから鳥の写真>

『ホウロクシギ(Far Eastern Curlew)』

ダイシャクシギによく似ています。

現場で分かって撮影してきても、PCで見始めると分からなくなったりと(^^;)

そんな難儀な鳥

 

飛んでくれたり、翼を上げてくれると分かりやすいのですがね~

 

本種のフォルムもダイシャクシギに通じることもあり

非常に進化の粋をきわめて感じが好きな鳥です。

大好物ののカニ

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本日はお立ち寄りいただきましてありがとうございます。

今日も皆様にとってみずみずしい一日でありますように。