【日本の野鳥#17-32】オオソリハシシギ(Bar-tailed Godwit) | 鳥好きFPのつれづれ日記2

鳥好きFPのつれづれ日記2

自然ものの写真をご紹介していきます。
野鳥が中心ですが、風景や草花、動物、きのこたちも登場します

記事の前半は「よもやま話」
記事の後半に「自然ものの写真」をご紹介です。

チドリ目シギ科オグロシギ属

学名 Limosa lapponica

和名 オオソリハシシギ

英名 Bar-tailed Godwit

 

【分布】

ユーラシア大陸北部からアラスカ西部の北極圏で繁殖。

ヨーロッパ西北部からアフリカ、西南アジア、東南アジア、オーストラリアの沿岸部に渡り越冬。

日本へは旅鳥として春と秋に全国に渡来。

 

【生態】

繁殖期には、ツンドラや湿地に生息。

非繫殖期は干潟や河口の砂州、砂浜に群れを形成して生息。

食性は動物食で、甲殻類、ゴカイ、貝類、昆虫類を捕食。

 

【サイズ・形態】

全長約39㎝ 翼開長は70-80㎝。

クチバシは長く上に反っており、基部は桃色で先にいくほど黒くなる。

脚は暗灰色~黒で比較的長い。

成鳥夏羽オスは、顔から腹にかけての体の下面が赤褐色。

体の上面は黒褐色の軸斑に、白と赤褐色の斑がある。

下尾筒は白。

成鳥夏羽メスは、体全体の赤褐色みが薄い。

成鳥冬羽はオスメスとも、体の上面は灰褐色。顔から胸にかけては淡い褐色。体の下面は白。

 

【その他】

 

 

********************************************************

<ここから鳥の写真>

『オオソリハシシギ(Bar-tailed Godwit)』

大型のシギ。

反った長いくちばしが特徴。

夏羽の体色は、レンガ色というか赤さびのような色。

シギ類独特の赤みに染まります。

大型のシギが見事な色合いになるので

春の渡りの本種は美しい。

ついつい、良い色の個体を選んで撮影したくなります。

 

冬羽は、一転地味になりますが、それもまた魅力的。

 

どちらも、ご覧ください。

繁殖羽

左:繁殖羽 右:非繁殖羽

後ろの個体はまだ繁殖羽の色になっていませんね

非繁殖羽(冬羽)

********************************************************

 

本日はお立ち寄りいただきましてありがとうございます。

今日も皆様にとってみずみずしい一日でありますように。