チドリ目シギ科オグロシギ属
学名 Limosa limosa
和名 オグロシギ
英名 Black-tailed Godwit
【分布】
ユーラシア大陸の中部から北部で繁殖。
アフリカ、インド、東南アジア、オーストラリアで越冬。
日本では北海道から沖縄までの各地で旅鳥として春と秋に渡来。
春より秋の方が飛来数が多い。
3亜種に分類
◆L. l. islandica
◆L. l. limosa
◆L. l. melanuroides
【生態】
繁殖期には湿地や湖沼の岸辺の草地などに生息。
渡りの時期は、水田、湿地、干潟、河口に生息。
小さな群れで行動していることが多い。
食性は動物食で、昆虫類、貝類、ミミズ、ゴカイなどを捕食。
【サイズ・形態】
全長約38㎝ 翼開長は約67㎝。
オスの成鳥夏羽は、頭部から胸が赤褐色で、頭頂から後頸にかけて黒い縦斑。
顔には白い眉斑。体の下面は白、赤褐色と黒褐色の横斑が入る。
上尾筒は白。
尾羽は黒く、白い翼帯とともに飛翔時は目立つ。
翼下面は白。
成鳥メスの夏羽はオスに比べて淡色。
成鳥冬羽は、頭部から胸にかけてと体の上面が灰褐色。
クチバシは直線的で長い、色は基部が肉色で先端は黒。
脚は長く、暗灰色~黒。
【その他】
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<ここから鳥の写真>
『オグロシギ(Black-tailed Godwit)』
大型のシギでくちばしが長く、直線的なのが本種の特徴。
尾が黒いところが特徴で、命名由来ではありますが、翼を閉じているときは、翼の先端部と重なって、目立ちません。
飛翔時には、上尾筒や尾の基部が白く、そこから先が黒いのでとてもよく目立ちます。
特徴の尾の黒は、翼をたたむと見えないんです。
翼を上げると尾の黒いのが分かりますよね(^^)
※順番的には、次はアメリカオグロシギですが、まだ見たことがないので、スキップします。
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