【日本の野鳥#17-26】タシギ(Common Snipe) | 鳥好きFPのつれづれ日記2

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自然ものの写真をご紹介していきます。
野鳥が中心ですが、風景や草花、動物、きのこたちも登場します

記事の前半は「よもやま話」
記事の後半に「自然ものの写真」をご紹介です。

チドリ目シギ科タシギ属

学名 Gallinago gallinago

和名 タシギ

英名 Common Snipe

 

【分布】

ユーラシア大陸北部、北アメリカ大陸北部で繁殖。

ヨーロッパ南部、アフリカ、中東、インド、東南アジア、北アメリカ大陸南部に渡り越冬。
日本では、春と秋に渡りの途中に飛来する旅鳥、もしくは本州中部以南では越冬のため飛来する冬鳥。

 

【生態】

繁殖期では湿地、草原、湿ツンドラなどに生息。

越冬地(日本)では、水田、河川、内陸の湿地等に生息。干潟にはほぼ見ない。

和名は、「田んぼにいるシギ」が由来。

食性は動物食の強い雑食で昆虫類、節足動物、甲殻類、種子等を採食。

安全な時や雨天曇天時などは昼間も行動するが、主に夜に採食。

 

【サイズ・形態】

体長は約27cm 翼開長は約43cm。

草や枯草の中で保護色になる色合い。

頭部、胸部、背面は褐色に黒と白が入り混ざったような模様。

次列風切後縁は白。

側頭線は黒にバフ色が混じる。

下肩羽は尖り気味で、淡色部は太く長く(笹の葉模様)。

 

【その他】

野鳥識別にはJizzという識別があります。ジシギ類では、まずこのJizzで絞ってみることも有意義です。
Jizzとは、一言でいうと「印象」

いい加減に思われるかもしれないですが、皆さんも、、人の顔とかも、いちいちより目で大きくて、鼻は低くて、唇が厚いから○○さん。。。という識別はしないと思います。
あんがい、野外観察にいおいては、まずは第一印象で絞ってみることは、万能ではありませんが、効率よく見るにはいい方法なんです。

本種のJizzとしては小さく、クチバシが細く長く、その長さゆえに頭が小さく見える。クチバシの篏合線の延長線上に目がかかる。そんなイメージ。
 

※ジシギ識別論争をするつもりはありません。

いろいろな見方をして楽しみたいと思っています。

識別の難しいグループの種の同定を楽しみながらのんびりやっていきたいと思っています。

いろいろなご意見をいただければ幸いです。

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<ここから鳥の写真>

『タシギ(Common Snipe)』

日本で一番目にする機会の多いジシギが本種になります。

ここ数回のジシギシリーズ(オオジシギ・アオシギ・ハリオシギ・チュウジシギ・本種)でJizzについて書いていますが、その感覚を磨くためにも、本種のJizzを磨くことによって、残りの種のJizz磨きのものさしも出来るので、冬期にはほかのジシギの可能性が少なくなる季節に、タシギを堪能するのも大切なことなんですよね。

ただし、タシギは年齢差、性差、個体差も幅があるので、ややこしいのですがね。
傾向をはかるには、本種のJizz磨きは大切です。

 

話が、全く路線変更しますが、「タシギ」というと、私は、「ONE PIECE」のキーのキャラクターを思い出します。

ルフィーたちの適役でありながらも、死んだとせれるゾロの幼馴染の「クイナ」ではないか・・・という

そんな伏線が気になって仕方がありません。

 

それぞれ、「タシギ」「クイナ」ですからね・・・生息域も、比較的地面で暮らす習性など、似ている鳥の名前を採用しているので、気になって仕方がないのもわかるでしょう~

 

さて、また、話を戻して、写真です。

ご覧ください。

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本日はお立ち寄りいただきましてありがとうございます。

今日も皆様にとってみずみずしい一日でありますように。