チドリ目シギ科タシギ属
学名 Gallinago stenura
和名 ハリオシギ
英名 Pintail Snipe
【分布】
主にロシアのシベリア地方で繁殖。
冬はインド、東南アジアへ渡り越冬。
日本では、春と秋に各地で旅鳥として渡来。
南西諸島では少数が越冬。
【生態】
非繁殖期には、水田や湿地、草地、湿地などに生息。
繁殖地では草原に生息。
食性は動物食で、ミミズ類や昆虫類を捕食。
【サイズ・形態】
全長25㎝
体型や体色は他のジシギ類と似ており、特にチュウジシギと酷似。
全体的に寸詰まりに見え、目も大きく見える傾向にあるが、識別は難しい。
他のジシギ類と比べると尾が短く、翼を閉じた時、尾羽の先端は翼の先端よりわずかに突出する程度
尾羽は通常26枚だが、22-28枚の例もある。
尾羽の外側6-8対は針状で細い。これが和名英名の由来。
次列風切羽の先端は白くない。
【その他】
野鳥識別にはJizzという識別があります。ジシギ類では、まずこのJizzで絞ってみることも有意義です。
Jizzとは、一言でいうと「印象」
いい加減に思われるかもしれないですが、皆さんも、、人の顔とかも、いちいちより目で大きくて、鼻は低くて、唇が厚いから○○さん。。。という識別はしないと思います。
あんがい、野外観察にいおいては、まずは第一印象で絞ってみることは、万能ではありませんが、効率よく見るにはいい方法なんです。
本種をじっくり見たことがないので、
本種のJizzは、受け売りで書いています(^^;)
Jizzとしては全体的に寸詰まりな印象。額が出っ張っている。クチバシの基部が太い。
※ジシギ識別論争をするつもりはありません。
いろいろな見方をして楽しみたいと思っています。
識別の難しいグループの種の同定を楽しみながらのんびりやっていきたいと思っています。
いろいろなご意見をいただければ幸いです。
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<ここから鳥の写真>
『ハリオシギ(Pintail Snipe)』
本種を真剣に見なければ・・・といいつつ、ここ3年ほどいい出会いになっていません。
国内で見るには、渡りの季節(盆頃~9月上旬)のくそ暑いときに、日陰のない田んぼを徘徊して
探す。。。
もしくは、個体数の多い南西諸島で、同じ時期に突撃。
まだ、自信をもって「本種」だという写真も正直ありません。
「怪しい個体」との忍耐勝負・・・尾羽広げろ~~を待つ
これがなかなかできない・・・
これは、タイで撮影しました。
タイではハリオシギとタシギがいます。
かなりハリオシギに偏った消去法で、タシギではないようなので、ハリオシギ。
そんな乱暴な同定です。
早く、写真を入れ替えられるように精進しなくては。
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本日はお立ち寄りいただきましてありがとうございます。
今日も皆様にとってみずみずしい一日でありますように。