【日本の野鳥#17-12】メダイチドリ(Lesser Sand Plover) | 鳥好きFPのつれづれ日記2

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自然ものの写真をご紹介していきます。
野鳥が中心ですが、風景や草花、動物、きのこたちも登場します

記事の前半は「よもやま話」
記事の後半に「自然ものの写真」をご紹介です。

チドリ目チドリ科チドリ属

学名 Charadrius mongolus

和名 メダイチドリ

英名 Lesser Sand Plover

 

【分布】

ユーラシア大陸中東部で局地的に繁殖。

アフリカ東部、中東、東南アジア、オーストラリアで越冬。

日本では、春と秋の渡りの時期に全国的に渡来(旅鳥)。

関東地方以西では、少数が越冬。

 

2亜種に分類

◆モウコメダイチドリ Charadrius mongolus mongolus
◆メダイチドリ Charadrius mongolus stegmanni

ともに日本で記録

 

【生態】

干潟、砂質海岸、河口域、干拓地に生息。

稀に田圃や海岸の岩礁にいる。

渡りの季節は群れでいることが多い。

食性は動物食、ゴカイ、カニなどを捕食。

繁殖期には海岸近くの砂丘や草原で営巣し、通常3卵を産む。

日本で繁殖はしない。

 

【サイズ・形態】

全長約19㎝ 翼開長45㎝。

(オオメダイチドリ24㎝)

体の上面は褐色で、下面は白。

繁殖期のオスは額、首の後ろ胸から脇にかけてオレンジ色を帯びる。

過眼線は黒。クチバシは短めで直線的で黒。脚は黒、黒褐色、幼鳥は浅葱色。

非繁殖期やメス個体は、赤みがない。

後述のオオメダイチドリに比べ、小型で、クチバシと脚は短い。

一緒にいると比較して分かりやすい。

 

【その他】

オオメダイチドリに似る。

 

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<ここから鳥の写真>

『メダイチドリ(Lesser Sand Plover)』

春の渡りの時期の後半の繁殖羽(夏羽)はとても鮮やかなオレンジ色が目立ちます。

鮮やかな個体を見つけると、つい撮影したくなります。

どうせ撮影するなら、見事に染まった個体を・・・と欲張っているうちに、群れは飛ぶ

 

そんな経験も多数(シギチあるあるですよね^^;)

 

夏羽の個体

 

冬羽移行の個体

体に比べて翼が長いです。

渡るためにはこのくらいの長さが必要なんですよね。

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本日はお立ち寄りいただきましてありがとうございます。

今日も皆様にとってみずみずしい一日でありますように。