チドリ目チドリ科チドリ属
学名 Charadrius alexandrinus
和名 シロチドリ
英名 Kentish Plover
【分布】
ユーラシア・アフリカの温帯・熱帯広域に生息する。
ユーラシア大陸中緯度地方で繁殖し、冬季になると北アフリカやユーラシア大陸南部に南下し越冬。
日本では夏季に繁殖のため飛来する(夏鳥)、もしくは本州以南に周年生息(留鳥)する。
南西諸島では越冬のため飛来。
3亜種に分類される。
◆C. a. alexandrinus
◆C. a. dealbatus
◆C. a. seebohmi
南北アメリカに生息するユキチドリとはかつて同一種としていたこともあり、酷似している。
現在では近縁の別種として分類されている。
【生態】
砂浜や干潟、中流域の河川敷、湖、池沼、埋めたて地などに生息。
食性は動物食で、水に住む昆虫、節足動物、ゴカイなどを捕食。
ジグザグとした移動と静止を織り交ぜて小走りに駆け寄って獲物に詰め寄り捕食。
日本で繁殖は4-7月。地面のくぼみに簡単な巣を作り3個ほどを産卵。
卵や雛を待見るために偽傷行動をする。
【サイズ・形態】
全長17.5㎝ 翼開張42–45㎝。
上面は灰褐色、下面は白。
額は白。
眼上部に入る眉状の斑紋(眉斑)は白。
嘴から眼部を通り後頭部にかけて黒い過眼線。
胸部側面に黒い斑紋が入る。個体によっては左右の斑紋がつながる個体もいる。
風切羽に白い斑紋があり、飛翔時には帯状に見える。
クチバシは黒。脚は黒や黒褐色。
オスの夏羽は頭頂が黒、後頭がオレンジ色。
またメスやオスの冬羽は頭頂が灰褐色。
【その他】
三重県の県の鳥に指定。
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<ここから鳥の写真>
『シロチドリ(Kentish Plover)』
砂浜でシギチを見ていると目にするチドリです。
日本で繁殖するチドリの中では、海岸で主に繁殖するのは本種。
全国的に海岸の有効?利用として
砂浜の減少、車の立ち入り、レジャー利用、カラスや野犬、野ネコによる捕食など
繁殖がうまくいかない要因が増えているようで、生息数が減少していることが気がかりです。
こんなに、とてもかわいいチドリがいつまでもいつまでも安心して繁殖できる砂浜の保全ができるといいのですがね。
三頭身のかわいいチドリです(^^)
夏羽の写真を見つけられない・・・
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本日はお立ち寄りいただきましてありがとうございます。
今日も皆様にとってみずみずしい一日でありますように。








