アマツバメ目アマツバメ科ヒメアマツバメ属
学名 Apus nipalensis
和名 ヒメアマツバメ
英名 House Swift
【分布】
主にネパール東部から中華人民共和国南部・東南アジア・フィリピン・スンダ列島にかけて繁殖。
日本では、関東地方以南で、局地的に留鳥として周年生息。
日本には生息しない種とされていたが、1960年代に鹿児島県や神奈川県で観察されるようになり、
1967年6月に静岡市で繁殖が確認され、今に至る。
4亜種に分類。
◆亜種ヒメアマツバメApus nipalensis nipalensis
ヒマラヤ山脈からミャンマー・中華人民共和国南東部・東南アジアにかけて、日本、フィリピンに生息。
◆Apus nipalensis furcatus
ジャワ島、バリ島に生息。
◆Apus nipalensis kuntzi
台湾に生息。
◆Apus nipalensis subfurcatus
マレー半島、スマトラ島、ボルネオ島およびこれらの周辺の島嶼
【生態】
市街地や農耕地などに生息し、日中はほとんど飛び回っている。
食性は動物食で、飛んでいる昆虫を捕食。
イワツバメやコシアカツバメの古巣や、民家の軒下や橋桁などに枯草や羽毛などを唾液で固めたお椀状の巣を作り、巣の入り口には羽毛を付着させる。
チリリリィーなどと鳴く。
【サイズ・形態】
全長12-15㎝ 翼開長28-35㎝。
雌雄同色。
全身は黒褐色。
喉と腰は白。
尾羽には浅い切れこみが入り、広げると扇状。
クチバシは黒。
虹彩は褐色
脚は黒。
【その他】
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<ここから鳥の写真>
『ヒメアマツバメ(House Swift)』
鳥見を始めた大学生の頃は、珍鳥でした。
今では、太平洋側の関東以南では、目にする機会が増えています。
それでも、局地的ではありますが。。。
他のアマツバメ類よりも小さく、腰の白さなどで、イワツバメに間違われやすいのですが
本種は腹が黒い(イワツバメは汚れた白)ので識別可能。
結構市街地で飛ぶのを見るのですが、撮影となると。。。恥ずかしい
そんな思いで、撮影した数枚をご覧ください。
もっと真剣に撮影しないといけないですね。。。
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本日はお立ち寄りいただきましてありがとうございます。
今日も皆様にとってみずみずしい一日でありますように。