【日本の野鳥#16-03】アマツバメ(Pacific Swift) | 鳥好きFPのつれづれ日記2

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自然ものの写真をご紹介していきます。
野鳥が中心ですが、風景や草花、動物、きのこたちも登場します

記事の前半は「よもやま話」
記事の後半に「自然ものの写真」をご紹介です。

アマツバメ目アマツバメ科アマツバメ属

学名 Apus pacificus

和名 アマツバメ

英名 Pacific Swift

 

【分布】

夏季に中華人民共和国、朝鮮半島、ミャンマー、タイ、ラオス、ベトナム、日本、ロシア南東部・北東部、カムチャッカ半島、ヒマラヤ山脈で繁殖。

冬季は東南アジアやオセアニアで越冬。

2亜種に分類される。

◆基亜種アマツバメ

Apus pacificus pacificus 
シベリアからカムチャツカ半島、中華人共和国北部、日本で繁殖。
 

Apus pacificus kanoi 
チベット南東部から中華人民共和国東部にかけて、台湾で繁殖。

 

【生態】

高山帯や海岸の断崖などに生息する。

渡りの際には平地や市街地でも見られる。

がん壁等にしがみ付いてぶら下がるように止まる。

地面に降りると、脚で歩いたり羽ばたいて飛び立つことが出来ない。

食性は動物食で、昆虫類を捕食。

交尾や睡眠を飛びながら行なう。

 

【サイズ・形態】

全長19-20cm 翼開張43cm。

先端が尖るブーメランのような翼の形状。

翼に対して、初列風切羽が占める割合が大きく、次列風切羽が占める割合が小さい。

初列風切羽は飛行において推進力を発生させ、次列風切羽は揚力を発生させる。

尾羽は「V」字状の切れ込みが入る。

全身は黒や黒褐色で覆われる。

下面には白い横縞。

喉と腰は白。英名(white-rumped=白い腰)の由来。

足の指(趾)が全て前方を向く皆前趾足である。

このため、アマツバメの仲間は木の枝などに止まることができない。

岩などの壁面に爪でぶら下がるようにして止まる。

 

【その他】

形状が、ツバメに似ているので、アマツバメと名前がついていますが、

ツバメは「スズメ目」

一方のアマツバメは「アマツバメ目」・・・スズメ目とは遠縁です。

 

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<ここから鳥の写真>

『アマツバメ(Pacific Swift)』

アマツバメの仲間は、地面に降りることをしません。

一日の大半を飛んでいます。

青い空を舞う本種の姿を見ると、気持ちも爽快になります。

 

ですが、高速で飛ぶので、近くを飛ばれると、私の腕では追い切れません・・・

 

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本日はお立ち寄りいただきましてありがとうございます。

今日も皆様にとってみずみずしい一日でありますように。