カッコウ目カッコウ科ジュウイチ属
学名 Hierococcyx sparverioides
和名 オオジュウイチ
英名 Large-Hawk Cuckoo
【分布】
中国やインド東南部、東南アジアなどに生息
日本では、粟島・五島列島・南西諸島などで記録。
2亜種とする分類もある。
【生態】
繁殖期は、山地や低山帯の温帯森やその林縁部に生息。
越冬期は、低地の疎林に生息。
托卵を行う。
主な托卵相手は、ガビチョウ類、チメドリ類、ヒタキ類、ツグミ類、ヒヨドリ類、モズ類などお多岐にわたる。
ヒナは托卵相手の卵やヒナを巣の外に排除する。
【サイズ・形態】
全長約39cm。
雌雄同色。
ジュウイチに似るが、大きい。
背面は濃灰色の羽毛で覆われる。喉部から胸面にかけての羽毛は赤みを帯びる。
腹部には赤茶や黒い斑が入る。
食性は、昆虫や節足動物を中心とした動物食。
【その他】
********************************************************
<ここから鳥の写真>
『オオジュウイチ(Large-hawk Cuckoo)』
本種は日本的珍鳥です。
近年、南西諸島や奄美地方などで目撃例が増えてきています。
托卵相手が多種にわたるので、生息域拡大の自然分布が広がっていると推測されたりしています。
インドから東南アジア、東アジアに広く分布するので目にする機会がありそうですが
声は聴けますが、姿は見えず・・・カッコウ類あるあるですね。
そんなオオジュウイチ、後にも先にも、まだ一回の撮影機会しかありません。
インド北東部のMishmi Hillsにて撮影できました。
********************************************************
本日はお立ち寄りいただきましてありがとうございます。
今日も皆様にとってみずみずしい一日でありますように。