【日本の野鳥#12-07】アネハヅル(Demoiselle Crane) | 鳥好きFPのつれづれ日記2

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自然ものの写真をご紹介していきます。
野鳥が中心ですが、風景や草花、動物、きのこたちも登場します

記事の前半は「よもやま話」
記事の後半に「自然ものの写真」をご紹介です。

ツル目ツル科アネハヅル属

学名 Anthropoides virgo

和名 アネハヅル

英名 Domoiselle Crane

 

【分布】

旧北区の温帯域(チベット高原など主にユーラシア大陸のウクライナ地方から中国東北部にかけて)で繁殖。

インド亜大陸や北東アフリカ、中東などで越冬。

日本では稀な迷鳥。

 

【生態】

平地から山地の平坦な草原地域に生息。

鳥類の中では特に高々度、5000から8000メートルもの高さを飛ぶ鳥として知られており、ヒマラヤ山脈も越える渡りをする。

食性は雑食。昆虫類・カタツムリ・ミミズなどを捕食。他に種子、果実、葉や根、茎などを採食。

 

 

【サイズ・形態】

全長85–100cm 翼開長155-180㎝。最も小型のツル。

雌雄同色。

額は黒色にスレート色が混じる、灰色、黒も個体もいる。

頭上、後頭は淡灰色、眼先は黒で、眼の上にある黒色の幅 10 ㎜くらいの眉斑に続いている。

眼の後方には白い房状の羽毛がある。

後頸上部(全体の3分の1、または2分の1)は黒色で、それ以下は青灰色。

背、肩羽、腰、上尾筒は淡青灰色で、各羽縁は淡色。

胸、腹、腋、下尾筒は青灰色。下雨覆、腋羽は青灰色。

初列風切は多少青灰を帯びた黒。

次列風切はスレート色、羽端は黒色を帯びる。

三列風切、雨覆羽は淡青灰色、細長い形で初列風切より 13.5~19㎝ほど長い。

初列雨覆、小雨覆は黒。

尾はスレート色、先端は暗色。

クチバシはオリーブ色、先端はオレンジ赤色。

虹彩は赤色。

脚は黒。

 

 

【その他】

江戸時代にも捕獲され、将軍へ献上された記録があり、絵図が描かれている。

 

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<ここから鳥の写真>

『アネハヅル(Demoiselle Crane)』

今までに3回見たことがあります。

初めて見たのは、学生時代に出水を訪れ、群れの一番奥でえさをついばむ姿をスコープで。

とても写真が撮れる距離ではありませんでした。

2回目は、石川県(2012年10月14日)。

 

3回目は、千葉県(2017年)。

 

※順番的には、次はシマクイナですが、まだ見たことがないので、スキップします。

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本日はお立ち寄りいただきましてありがとうございます。

今日も皆様にとってみずみずしい一日でありますように。