【日本の野鳥#11-25】ヘラサギ(Eurasian Spoonbill) | 鳥好きFPのつれづれ日記2

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自然ものの写真をご紹介していきます。
野鳥が中心ですが、風景や草花、動物、きのこたちも登場します

記事の前半は「よもやま話」
記事の後半に「自然ものの写真」をご紹介です。

ペリカン目トキ科ヘラサギ属

学名 Platalea leucorodia

和名 ヘラサギ

英名 Eurasian Spoonbill

 

【分布】

ユーラシア大陸中部とインドで繁殖。ヨーロッパ東部にも繁殖が点在。

冬季はアフリカ、ペルシャ湾沿岸からインドにかけての地域や中国南部に渡り越冬。

日本では数少ない冬鳥として、北海道から南西諸島まで各地で記録。九州では多くはないが毎年飛来。

 

 

【生態】

繁殖期は、内陸の湖沼や河川とその周辺の林に生息。

非繁殖期は、湖沼、河川、湿地、水田、干潟などに生息。

食性は動物食。魚、カエル、カニなどを捕食。

クチバシを水につけて左右に振り、触れた獲物を捕食する。

 しばしばコロニーを形成する。

 

【サイズ・形態】

全長約85cm 翼開長約125cm。

雌雄同色。オスがやや大きい。

全身の羽毛が白。夏羽(繁殖羽)では胸や喉が黄色味を帯び、後頭部に黄色の冠羽が伸びる。

クチバシは黒くて長く、先端がへら型、先端部は黄色。

脚は黒。

和名にもサギと付き、見た目もサギに似るが、サギ科ではなく、トキ科。

立ち姿はサギは首をS字にたたみ、飛ぶ際も首をたたむ。

本種は、立ち姿は首を伸ばし、飛ぶ際も首は伸ばしたまま。寝る際は首を背中に回してたたむ。

 

【その他】

 

 

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<ここから鳥の写真>

『ヘラサギ(Eurasian Spoonbill)』

何度か見ていますが。なかなか近くで見る機会が多くないんですよね。

朝日池、伊佐沼、行徳野鳥園、久米田池、大綬などなど各地で見ています。

2021年、春先に佐賀の大綬にて干潟の中でたたずんでいる姿を比較的近くで見れたのが最短かな。

過去の写真を整理しても、どれも、かなり距離があります。

 

そんな証拠写真の集合体ではありますが

やはりこの独特のクチバシの特徴は見ていても動かし方も含めて楽しい鳥です。

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本日はお立ち寄りいただきましてありがとうございます。

今日も皆様にとってみずみずしい一日でありますように。