ペリカン目サギ科コサギ属
学名 Egretta sacra
和名 クロサギ
英名 Eastern Reef Heron
【分布】
東アジア、東南アジアからオーストラリア、ニュージーランド、ミクロネシアにかけて分布。
北方個体は冬季は南に渡る。
日本では、太平洋側では房総半島以西、日本海側では男鹿半島以南で繁殖。
本州の中部以南では留鳥として周年生息するが、それより北の地域では夏鳥。
2亜種に分類 日本では亜種クロサギが生息。
◆亜種クロサギ Egretta sacra sacra 下記地域以外の分布
◆Egretta sacra albolineata ニューカレドニア、ロアイヨーテ諸島に分布
【生態】
海辺の岩場や珊瑚礁に生息、まれに干潟にも出る。
食性は動物食。魚類、甲殻類、貝類等を捕食。
繁殖時にコロニー形成をしない。
【サイズ・形態】
全長62㎝ 翼開長
雌雄同色。
全身がすすけた黒色。
他のサギ類に比べてクチバシは太めで長い。色はオリーブ色~緑褐色、煤色など個体差がある。
脚は短く、色は指周辺は黄色、脚は黄緑色または緑褐色。
虹彩は黄色で、眼先は黄緑色。
2つの色の型がある。
黒色型 - 全身を覆う羽毛はすすけた黒色。
白色型 - 全身を覆う羽毛は白色。
まれにこの中間型(白黒の羽毛の混在)もいる。
九州以北では黒色型が分布するが、南西諸島では白色型の割合が増える。
【その他】
クロサギなのに全身白のタイプもいいます。
そんな詐欺のようなサギなんです。
九州以北では白色型は比較的珍しく、南にいくほど比率が高まります。
これは、生息している浜の石や岩礁の色が、九州以北は黒っぽく、南はサンゴ礁の関係で白いためといわれています。
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<ここから鳥の写真>
『クロサギ(Eastern Reef Heron)』
和名の通りに黒いサギ
ですが、南西諸島など南の地方では白いクロサギもいるんです。
え~~と
クロサギのくせにシラサギなのです。
正に、真っ赤なウソ。。。えっ、ややこしい
本当の詐欺ですね~
英名は、生息場所を表しています。
Reefのサギです。
そう、海岸に生息しているサギなんですよ。
まずは、よく目にする黒いクロサギから
白色型のクロサギの写真の発見が難儀です。
沖縄や、オーストラリア、東南アジアの写真を掘り返して
見つからない・・・
あった~
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本日はお立ち寄りいただきましてありがとうございます。
今日も皆様にとってみずみずしい一日でありますように。