【日本の野鳥#11-21】クロサギ(Eastern Reef Heron) | 鳥好きFPのつれづれ日記2

鳥好きFPのつれづれ日記2

自然ものの写真をご紹介していきます。
野鳥が中心ですが、風景や草花、動物、きのこたちも登場します

記事の前半は「よもやま話」
記事の後半に「自然ものの写真」をご紹介です。

ペリカン目サギ科コサギ属

学名 Egretta sacra

和名 クロサギ

英名 Eastern Reef Heron

 

【分布】

東アジア、東南アジアからオーストラリア、ニュージーランド、ミクロネシアにかけて分布。

北方個体は冬季は南に渡る。

日本では、太平洋側では房総半島以西、日本海側では男鹿半島以南で繁殖。

本州の中部以南では留鳥として周年生息するが、それより北の地域では夏鳥。

 

2亜種に分類 日本では亜種クロサギが生息。

◆亜種クロサギ Egretta sacra sacra 下記地域以外の分布
Egretta sacra albolineata  ニューカレドニア、ロアイヨーテ諸島に分布

 

【生態】

海辺の岩場や珊瑚礁に生息、まれに干潟にも出る。

食性は動物食。魚類、甲殻類、貝類等を捕食。

繁殖時にコロニー形成をしない。

 

【サイズ・形態】

全長62㎝ 翼開長

雌雄同色。

全身がすすけた黒色。

他のサギ類に比べてクチバシは太めで長い。色はオリーブ色~緑褐色、煤色など個体差がある。

脚は短く、色は指周辺は黄色、脚は黄緑色または緑褐色。

虹彩は黄色で、眼先は黄緑色。

 

2つの色の型がある。

黒色型 - 全身を覆う羽毛はすすけた黒色。
白色型 - 全身を覆う羽毛は白色。

まれにこの中間型(白黒の羽毛の混在)もいる。

九州以北では黒色型が分布するが、南西諸島では白色型の割合が増える。

 

【その他】

クロサギなのに全身白のタイプもいいます。

そんな詐欺のようなサギなんです。

 

九州以北では白色型は比較的珍しく、南にいくほど比率が高まります。

これは、生息している浜の石や岩礁の色が、九州以北は黒っぽく、南はサンゴ礁の関係で白いためといわれています。

 

********************************************************

<ここから鳥の写真>

『クロサギ(Eastern Reef Heron)』

和名の通りに黒いサギ

ですが、南西諸島など南の地方では白いクロサギもいるんです。

 

え~~と

クロサギのくせにシラサギなのです。

正に、真っ赤なウソ。。。えっ、ややこしい

本当の詐欺ですね~

 

英名は、生息場所を表しています。

Reefのサギです。

そう、海岸に生息しているサギなんですよ。

 

まずは、よく目にする黒いクロサギから

 

白色型のクロサギの写真の発見が難儀です。

沖縄や、オーストラリア、東南アジアの写真を掘り返して

見つからない・・・

 

あった~

********************************************************

 

本日はお立ち寄りいただきましてありがとうございます。

今日も皆様にとってみずみずしい一日でありますように。