ペリカン目サギ科アマサギ属
学名 Bubulcus ibis
和名 アマサギ
英名 Cattle Egret
【分布】
アフリカ大陸、北アメリカ大陸、南アメリカ大陸、ユーラシア大陸南部、インドネシア、オーストラリア、日本、ニュージーランド、フィリピン、マダガスカルに分布。
分類は、本種を2つに分ける説が主流になってきている。
ここでは3亜種分類としておきます。
◆亜種ニシアマサギ Bubulcus ibis ibis
◆亜種アマサギ Bubulcus ibis coromanda
◆Bubulcus ibis seychellarum
【生態】
草原、農耕地、湿原などに生息。
食性は動物食。主に昆虫、クモ、魚類、両生類、小型爬虫類、甲殻類などを捕食。
大型の草食獣の背中に止まり、寄生虫を採ることもある。供利共生関係。
また、動物や耕運機・工事車両などのそばで餌が飛び出したり、掘り返されるのを狙うために集まる。
【サイズ・形態】
全長46-56㎝ 翼開長88-96㎝。
雌雄同色。
後頸、胸部から腹部にかけて白。クチバシはオレンジがかった黄色。脚は黒褐色。
繁殖期は眼先が赤く、嘴や後肢の色彩も赤みを帯びる。
夏季は頭部から頸部、胴体上面は夏羽になり、オレンジがかった黄色(飴色)。また、冠羽と飾羽も伸びる。
冬季は頭部から頸部、胴体上面が白。
【その他】
アマサギのアマは夏羽の「飴色」がアマになったという説・・・があるのです。
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<ここから鳥の写真>
『アマサギ(Cattle Eglet)』
英名のCattleは「牛」の意味。
農耕牛やスイギュウの後ろについて、餌を捕るサギということで命名されたと思われます。
上にも記載していますが、耕運機にもついてきます。ただ、ついてくるのはアマサギだけではなく
アオサギ・ダイサギ・チュウサギ・チドリ類、セキレイ類、ツグミ類なども便乗してきます。
耕運機の後ろにいる個体たちは、餌に夢中で、撮影していてもたいして逃げないで
撮影させてくれることが多いんです。
牛やスイギュウ以上に耕運機の掘り出す能力は高いので、もう、夢中・集中で泥・土の中の魚やザリガニ、カエルなどを咥え上げて丸呑みしています(^^)
沖縄にて
信州にて
ベトナムにて
ザンビア(アフリカ)にて
◆亜種ニシアマサギ
違いが判らない・・・
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本日はお立ち寄りいただきましてありがとうございます。
今日も皆様にとってみずみずしい一日でありますように。