ペリカン目サギ科ヨシゴイ属
学名 Ixobrychus sinensis
和名 ヨシゴイ
英名 Yellow Bittern
【分布】
ロシア、中国、東アジア、東南アジア、南アジア、ミクロネシア諸島、マリアナ諸島、マーシャル諸島などに生息。
日本では夏季に繁殖のため飛来。
本州中部以南では越冬例あり。
日本では2亜種確認されている。
◆亜種ヨシゴイ
◆亜種マリアナヨシゴイ
【生態】
湿原や湖、池沼、水田などに生息。ヨシ原に多い。
擬態の習性が有名。危険を感じると上を見上げて頸部を伸ばし、静止したり左右に揺れて、アシになり切る。首を伸ばした時に敵の位置を確認できるような目の位置が特徴的。
食性は動物食で、魚類、両生類、昆虫、甲殻類などを捕食。
水辺や植物の茎の間で獲物を待ち伏せし、通りかかった獲物を頸部を伸ばして捕食。この時も擬態を使う。
【サイズ・形態】
全長31-38㎝ 翼開張53㎝。
上面は褐色、下面は淡黄色。
小雨覆や中雨覆、大雨覆は淡褐色、初列雨覆や風切羽は黒。
クチバシはオレンジがかった黄色。
虹彩は黄色。
オスは額から頭頂にかけて青みがかった黒。頸部から胸部にかけて不鮮明な淡褐色の縦縞が1本入る。
メスは額から頭頂にかけて赤褐色。頸部から胸部にかけて不鮮明な褐色の縦縞が5本入る。
【その他】
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<ここから鳥の写真>
『ヨシゴイ(Yellow Bittern)』
この鳥もいい感じに撮影していないんですよね。
次のシーズンでは、しっかり撮影したい鳥の一つです。
私が鳥見を始めた頃、信州千曲川と犀川の合流地帯の広い葦原を飛ぶ姿を見たのが初見。
ですが、今では、そこでは見ることも出来なくなりました。
信州では、もともと多い鳥ではないと思いますが、減っている鳥の1種かもしれません。
関東では、利根川流域や、印旛沼周辺など、大きな湖沼河川の流域で見ることが出来ます。
多くの方が、蓮の花や、アシの際で餌取りするシーンなどを撮影しているのですが
日陰の少ない、夏シーズンに・・・私はどうしても粘れずに・・・いまだにいい写真がない鳥となっています。
そんな中から絞り出して、写真を貼っておきます。
◆亜種マリアナヨシゴイ(ロタ島にて
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本日はお立ち寄りいただきましてありがとうございます。
今日も皆様にとってみずみずしい一日でありますように。