【日本の野鳥#08-25】アナドリ(Bulwer's Petrel) | 鳥好きFPのつれづれ日記2

鳥好きFPのつれづれ日記2

自然ものの写真をご紹介していきます。
野鳥が中心ですが、風景や草花、動物、きのこたちも登場します

記事の前半は「よもやま話」
記事の後半に「自然ものの写真」をご紹介です。

ミズナギドリ目ミズナギドリ科アナドリ属

学名 Bulweria bulwerii

和名 アナドリ

英名 Bulwer's Petrel

 

【分布】

インド洋、大西洋、太平洋に分布。

日本では、硫黄列島や小笠原諸島、仲の神島、ハンミャ島、枇榔島(繁殖地の北限)で繁殖。

最近、新たに太平洋海域北限の繁殖地として、伊豆諸島八丈島の属島で繁殖が確認。

 

【生態】

非繁殖期は海洋に生息。

繁殖地はコロニーになる。

海岸や島嶼の海沿いの断崖の上に広がる平坦地や斜面などの裸地や草地に穴を掘って営巣。

食性は動物食。魚類、甲殻類、軟体動物などを捕食。

海上では単独で行動している。

 

【サイズ・形態】

全長26-28㎝ 翼開張61-73㎝。小型のミズナギドリ。

全身が黒褐色。大雨覆上面の色彩は淡褐色で、飛翔時に帯状(翼帯)に見える。

尾羽はやや長い楔形。

クチバシは黒。脚はピンク色。

 

【その他】

 

 

********************************************************

<ここから鳥の写真>

『アナドリ(Bulwer's Petrel)』

夏季、八丈島航路、小笠原航路に乗って同種を観察しました。

小さいミズナギドリで、似たサイズの大型のウミツバメではないか?と確認しながらの観察になります。

小さい鳥なので、波の合間に消えて見失うこともあります。

成りは小さくとも、ダイナミックソアリングで波間を自由に飛び回る姿を楽しむことが出来ます。

 

しなやかな深い羽ばたきで飛翔します。

首を持ち上げるように飛ぶのも特徴。

 

黒い小さなミズナギドリ。

夏の南の海上の主役の1種ですね~

 

********************************************************

 

本日はお立ち寄りいただきましてありがとうございます。

今日も皆様にとってみずみずしい一日でありますように。