ミズナギドリ目ウミツバメ科アシナガウミツバメ属
学名 Oceanites oceanicus
和名 アシナガウミツバメ
英名 Wilson's Storm-petrel
【分布】
南極大陸から亜南極の島々で繁殖。
非繁殖期は、太平洋、大西洋、インド洋を北上。
日本近海には稀に渡来する。6-8月の記録が多い。
『第三南極特別保護地区管理計画 バッド海岸のアーデリー島及びオドバート島』(リンク)によると
下記のような報告を見ることが出来ます。
「アシナガウミツバメは広く分布し、巣は本地区内の巣に適した岩場の全てにおいて見ら れる。約 1000 の巣場所がアーデリー島では記録されている。オドバート島には 1000~2000 の巣場所があり、巣作りをする適切な岩場が概して分散しているために、アーデリー島に 比べると個体密度は低い。 アシナガウミツバメは深く狭い穴の中で繁殖する。最初の産卵は通常 12 月第 3 週に見ら れる。」
【生態】
非繁殖期は外洋で生活。
食性は動物食で、主に浮遊性の甲殻類(オキアミ等)や小魚を捕食。死肉や軟体動物も食べる。
繁殖形態は卵生。やや疎らなコロニーを形成し、岩の割れ目や地上に穴を掘って営巣(上述参照)。
【サイズ・形態】
体長15-19cm 翼開長38-42cm。
体全体は黒褐色。足は黒色で長く、飛翔中尾羽を越える。
腰(体の横から下尾筒まで)は白。羽の上部に淡褐色の帯あり。
【その他】
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<ここから鳥の写真>
『アシナガウミツバメ(Wilson's Storm-petrel)』
「アシナガ」というように、海面をひらひら舞うように飛んでいる時も、脚が尾の先から出ていたり
下にぶらんと下がったように飛んでいるのを観察できます。
小型のウミツバメですので、見逃しがちですが
飛ぶ姿は、ひらひら昆虫のようなイメージで舞っている感じでした。
力士体形の私にとって、「アシナガ」・・・憧れる響きですね~
3羽がまとまって舞いました。 右上は別種(オーストンウミツバメ)
※順番的には、次はクロコシジロウミツバメですが、まだ見たことがないので、スキップします。
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本日はお立ち寄りいただきましてありがとうございます。
今日も皆様にとってみずみずしい一日でありますように。





