【日本の野鳥#08-14】オナガミズナギドリ(Wedge-tailed Shearwater) | 鳥好きFPのつれづれ日記2

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自然ものの写真をご紹介していきます。
野鳥が中心ですが、風景や草花、動物、きのこたちも登場します

記事の前半は「よもやま話」
記事の後半に「自然ものの写真」をご紹介です。

ミズナギドリ目ミズナギドリ科ハイイロミズナギドリ属

学名 Puffinus pacificus

和名 オナガミズナギドリ

英名 Wedge-tailed Shearwater

 

【分布】

インド洋、太平洋に分布。

日本では繁殖のため小笠原諸島、硫黄列島に主に淡色型個体が渡来。

 

【生態】

繁殖期以外は海洋に生息。

食性は動物食で、魚類、軟体動物などを捕食。

水面を泳ぎながら水面近くにいる獲物を捕らえたり、浅く潜水して水中の獲物を捕らえる。

巣穴をほって営巣。

 

【サイズ・形態】

全長38-46㎝ 翼開張97-105㎝。

尾羽は長く楔形。クチバシは細長く、先端は鈎状、色は白みがかったピンク色、先端は黒。

2タイプに分けられる。

淡色型:上面は暗褐色、外縁(羽縁)が淡褐色。下面は白。翼下面は白いが、外縁は黒。

暗色型:上面は暗褐色。下面は暗褐色。翼下面の色彩も暗褐色。

 

【その他】

 

 

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<ここから鳥の写真>

『オナガミズナギドリ(Wedge-tailed Shearwater)』

この鳥を初めて見たのが、オーストラリアのゴールドコースト沖。

セグロシロハラミズナギドリを見るために出した船で本種を見ることが出来ました。

 

全身茶色の「暗色型」でした。

日本では、暗色型は数が多くなく、見られる確率も低いので、貴重な体験なのですが

あまり当時はその実感もなく。。。

実際に、八丈島や小笠原航路で探して見ても、なかなか出会えません。

 

ですが、日本の南に行けば行くほど、オオミズナギドリの代わりに優占種になるのが本種です。

ですので、八丈島くらいまでは、物差しの中心がオオナギですが、以南では本種が物差しになる訳です。

 

※順番的には、次はミナミオナガミズナギドリですが、まだ見たことがないので、スキップします。

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本日はお立ち寄りいただきましてありがとうございます。

今日も皆様にとってみずみずしい一日でありますように。