ハト目ハト科アオバト属
学名 Treron formosae
和名 ズアカアオバト
英名 Whistling Green Pigeon
【分布】
屋久島以南の南西諸島、台湾、フィリピン北部に分布。
3亜種に分類。
日本には2亜種分布。
◆亜種ズアカアオバト(リュウキュウズアカアオバト) T.f.permagnus
屋久島から沖縄本島に分布。
◆亜種チュウダイズアカアオバト T.f.medioximus
先島諸島(宮古列島、八重山列島)に分布。
◆基亜種ズアカアオバト(タイワンズアカアオバトと呼ぶこともある) T.f.formosae
台湾以南に分布
【生態】
亜熱帯・常緑広葉樹林地域に生息。
屋久島以南の南西諸島の平野部から山地の森林や人家付近に周年生息。
食性は植物食。樹上で木の実・果実・種子などを採食。地面で採餌することもある。
樹上で営巣。
「ボアーオ ボアーオ」と鳴く。
【サイズ・形態】
全長35㎝ 翼開長 アオバトよりもやや大きい。
全体的にオリーブ色。頭頂から背中、尾までが灰緑色。額から喉、胸にかけては暗い黄緑色。風切羽は黒褐色。下尾筒にアオバトにはないうろこ状の模様が入る。
台湾に分布する基亜種 ( S.f. formosae ) の頭に赤い部分があるため、“ズアカ”という名前が付いていますが、日本の2亜種は赤くないので、ややこしい。
【その他】
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<ここから鳥の写真>
『ズアカアオバト(Whietling Green Pigeon)』
上述のように、「ボアーオ ボアーオ」と鳴くので、「尺八バト」と呼ばれることがあるそうです。
英名の「Whistling」は「口笛」の意味ですが、ずいぶんと野太い口笛ですね。
やや、英名のイメージが違う気がします。
台湾以南の亜種は口笛風なのかも・・・(^^)
その台湾以南の基亜種ズアカアオバトは頭が赤く、和名の通り。
命名時に、日本が台湾を領有していたのでしょうか?
そうだとすれば、その際に見ていた“ズアカアオバト”が
頭が赤かったから違和感なく、命名したのでしょうかね?
基亜種も台湾以南の亜種なので、まあ、それでもいいのでしょうが・・・
奄美大島・沖縄などでは結構目にする機会がありますので、皆さんも観光ついでに探して見てください。
緑色のアオバトを(^^)
これもややこしいか(^^;)
◆亜種ズアカアオバト
◆亜種チュウダイズアカアオバト
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