【日本の野鳥#03-02】アカエリカイツブリ(Red-necked Grebe) | 鳥好きFPのつれづれ日記2

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自然ものの写真をご紹介していきます。
野鳥が中心ですが、風景や草花、動物、きのこたちも登場します

記事の前半は「よもやま話」
記事の後半に「自然ものの写真」をご紹介です。

カイツブリ目カイツブリ科カンムリカイツブリ属

学名 Podiceps grisegena

和名 アカエリカイツブリ

英名 Red-necked Grebe

 

【分布】

ヨーロッパ、ロシア西部および東部、カナダ、アメリカ合衆国北部などで繁殖。

南下して沿岸部にて越冬。

日本では北海道で少数が繁殖。

 

2亜種に分類される。

◆亜種アカエリカイツブリ Podiceps grisegena holboellii

北アメリカ、アジア北東部に生息。

日本では本亜種が生息。

 

◆基亜種 亜種和名不明

ユーラシア地方に生息。

こちらが基亜種になる。

 

【生態】

繁殖期は内陸の湖や池沼などに生息。

非繁殖期は河口や内湾に生息。

食性は動物食。潜水が巧みで魚類、カエル、昆虫、甲殻類を捕食。

水辺近くの水生植物などに固定された水生植物の葉や茎を組み合わせた逆円錐状の巣を雌雄で作る。

親が産座を離れるときには、巣材で覆って隠す。

 

 

【サイズ・形態】

全長40-50㎝ 翼開長77-85㎝。

頸は長くて、クチバシはまっすぐでやや長い。

雌雄同色。クチバシは基部から黄色で先端が黒。

繁殖期は頸部から胸が赤褐色。頬は灰白色。額から後頭部にかけて黒。

頭頂にやや膨らんだ感じの冠羽。

体上面は黒く、腹部は白。

非繁殖期は頬は白く、額から後頭にかけて淡褐色で、頸部が淡灰色の羽毛で覆われる。

 

目は黒。脚も黒。

 

【その他】

和名英名の「赤い襟」は繁殖期の頸部の色が由来。

 

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<ここから鳥の写真>

『アカエリカイツブリ(Red-necked Grebe)』

繁殖期に見たことが何度かありますが、いつも超遠いシーンばかりでして。。。

まだまともな写真がありません。

それでも、越冬地の後半の羽衣の個体は撮影しています。

漁港にカモメやカモを見に行くと度々見かけます。

細長いクチバシでカモとは区別が難しくありませんが

沖合に浮いているときは、アビ類と似ているので、そんな時は要注意ですね。

ま、双眼鏡で見れば、容易に判別できます。

 

カンムリカイツブリの非繁殖羽の白さは感じません。むしろ黒っぽい印象です。

私の印象で申し訳ないですが、カンムリカイツブリは比較的せわしなくて、よく潜る印象。

本種はのんびりしている印象なんですよね~ ふわっと浮いているイメージ。

 

そんなアカエリカイツブリをご覧ください。

これが一番「赤い襟」

 

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本日はお立ち寄りいただきましてありがとうございます。

今日も皆様にとってみずみずしい一日でありますように。