【日本の野鳥#02-55】コウライアイサ(Scaly-sided Merganser) | 鳥好きFPのつれづれ日記2

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自然ものの写真をご紹介していきます。
野鳥が中心ですが、風景や草花、動物、きのこたちも登場します

記事の前半は「よもやま話」
記事の後半に「自然ものの写真」をご紹介です。

カモ目カモ科ウミアイサ属

学名 Mergus squamatus

和名 コウライアイサ

英名 Scaly-sided Merganser(Chinese Merganser)

 

【分布】

朝鮮民主主義人民共和国、中華人民共和国、ロシア南東部で繁殖。

中華人民共和国南部へ南下し越冬。

日本では稀な冬鳥。

世界的な希少種で東アジアだけに生息。

 

【生態】

繁殖地では森林内の渓流に生息。

越冬地では開けた河川や湖沼に生息。

食性は動物食で、主に魚類を潜水して捕食。

大木の樹洞に巣をつくる。

 

【サイズ・形態】

全長52-62㎝ 翼開長76-86㎝。

オスの繁殖羽は、頭部から背面が緑色の光沢のある緑黒色。頭頂から後頭部にかけて羽毛が伸長し冠羽を作る。頸部から体下面の羽衣がピンク色を帯びる白。

体側面の羽衣は白く、灰色や黒の鱗状の斑紋が入る。雨覆や次列風切、三列風切の色彩は白く、初列風切の色彩は黒。

 

メスは頭部から体上面の羽衣が褐色、冠羽を形成。眼先が黒。体上面の羽衣は灰色、頸部から体下面の羽衣が白、脇に鱗状の模様が入る。

 

虹彩は褐色。クチバシは赤く、先端は黄色味を帯びる。脚は橙もしくは赤。

 

【その他】

樹洞営巣の多くの種と同じく、営巣木の伐採など、開発が減少要因になる。

絶滅危惧種。

 

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<ここから鳥の写真>

さて、長らくお付き合いいただいていたカモ目のラストです。

カモ目のしんがりを務めるのは、世界的希少種。

『コウライアイサ(Scaly-sided Merganser Chinese Merganser)』

世界で3500-4000羽とも言われています(諸説あり)。

 

そんなコウライアイサですが、何度か出会いのチャンスがありました。

山口県では、見ること叶わず。

鹿児島県では、いつかいつか・・・のうちに「北帰」

金沢では2度挑戦・・・出会えず(T-T) &葦の裏から飛んだ後ろ姿を見てロスト。

 

唯一、撮影できたのが、神奈川県の酒匂川。

 

その時も、長い流域のどこに出るか?

 

出現確度の高いところで待ってはいたものの、2回行ってようやく待っていた場所に舞い下りて来てくれて

ようやく撮影することが叶った次第です。

次のチャンスには即行動して撮影に再挑戦したいと思っているのですが・・・

 

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本日はお立ち寄りいただきましてありがとうございます。

今日も皆様にとってみずみずしい一日でありますように。