【日本の野鳥#02-37】アカハジロ(Baer’s Pochard) | 鳥好きFPのつれづれ日記2

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自然ものの写真をご紹介していきます。
野鳥が中心ですが、風景や草花、動物、きのこたちも登場します

記事の前半は「よもやま話」
記事の後半に「自然ものの写真」をご紹介です。

カモ目カモ科スズガモ属

学名 Aythya baeri

和名 アカハジロ

英名 Baer’s Pochard

 

【分布】

中華人民共和国北東部やロシア東部で繁殖。

冬季には、中華人民共和国南部や東南アジアへ南下し越冬。

日本には稀に飛来する冬鳥。

世界の生息総数250-1000羽とも言われる絶滅危惧種。

アカハジロはメジロガモやホシハジロとの交雑個体も散見できることから繁殖地での必要な密度が保てていないことが懸念される。

 

【生態】

湖沼・河川で生息。

食性は、植物食傾向の雑食。

植物の根などを食べるが、動物質も食べる。潜水して採食。

 

【サイズ・形態】

全長約46㎝ 翼開長70-79㎝。

嘴の色彩は青灰色や暗青色。肢は灰色。

虹彩は白、淡いクリーム色。

繁殖期のオスは頭部が緑色の光沢がある黒、頸部も黒。背は褐色や黒褐色。胸部の羽衣は赤褐色、腹部や下尾筒は白。雨覆の色彩は黒褐色で、風切羽の色彩は白。

非繁殖期のオス(エクリプス)は全身の羽衣が褐色や黒褐色。メスは眼先に淡色斑が入る。虹彩は褐色

 

【その他】

繁殖地である中華人民共和国での水田開発による湿地の破壊、食用として繁殖地である中華人民共和国での卵の大規模な採集・越冬地での毒餌などを用いた狩猟などにより、生息数は激減していると考えられている。繁殖地での観光やレジャーによる攪乱による影響も、懸念されている。1994年における生息数は、10,000羽以下と推定されている。2008年の報告では生息数は、1,000羽未満と推定されている。(Wikipediaより)

 

IUCNレッドリストでは最も危機的ランクが高い絶滅危惧ⅠA類(CR)

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<ここから鳥の写真>

『アカハジロ(Baer’s Pochard)』

今までに3カ所で観察しています。

非常に珍しいカモですが、一度渡来して無事に越冬した池などには翌年以降も再渡来する傾向があるようです。

今まで見た個体は、琵琶湖、大阪住之江、大阪北摂

後ろの2カ所においては、暦年観察出来ました。

住之江の個体はなんと市営プール・・・何が気に入って来ていたのでしょうかね?

 

では、世界的珍ガモをご覧ください。

琵琶湖

大阪住之江

 

大阪北摂

 

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本日はお立ち寄りいただきましてありがとうございます。

今日も皆様にとってみずみずしい一日でありますように。