カモ目カモ科アカハシハジロ属
学名 Netta rufina
和名 アカハシハジロ
英名 Red-crested Pochard
【分布】
ヨーロッパ西部の局所および黒海周辺、中国北西部で繁殖。
インド、中近東、北アフリカで越冬。
日本は渡りルートから大きく離れているが、近年確認記録数が増えている。
多くは雄の記録、メスの記録が極めて少ない。
【生態】
繁殖期は低地の沼や湖に生息。
非繁殖期には大きな群れを作ることが多いが、日本での記録は単独での渡来記録がほとんど。
食性は水草などの植物食傾向の雑食。
潜ることが多くなく、頭を水に突っ込んで逆立ちしての採食をする。
【サイズ・形態】
全長53-57㎝ 翼開長84-88㎝
大きなカモ。
迷鳥として渡来した個体が他のカモ類と混じるが、羽衣の色、サイズ的に非常に目立つ。
オスの繁殖羽は赤橙色の頭。赤い嘴。灰褐色の背。首から胸にかけて黒。上尾筒とした尾筒は黒。
脚は橙色。飛翔時、翼上面に幅広い白帯が目立つ。
メスは全身褐色で、頬と喉は白い。嘴は黒、先端付近のみ淡い赤色。
オスのエクリプスはメスに似るが嘴は赤いことで判別可能。
【その他】
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<ここから鳥の写真>
『アカハシハジロ(Red-crested Pochard)』
鳥見歴の浅いころには、本種の渡来という話をほとんど聞くことがなく、
大学時代に神奈川県で、橋の上から河口域に浮いているはるかかなたの個体を見たのが初。
近年になってぽつぽつ記録が数が増加しているきがします。
デジタル時代になってから、ようやく出会えたのは、2010年だった記憶。
ずっと寝ていてやっと起きた~
そんな再会でした。
その後、数回出会っています。
見るたびに非常に目立つ素晴らしい見栄えのカモだと実感します。
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本日はお立ち寄りいただきましてありがとうございます。
今日も皆様にとってみずみずしい一日でありますように。