【日本の野鳥#02-33】アカハシハジロ(Red-crested Pochard) | 鳥好きFPのつれづれ日記2

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自然ものの写真をご紹介していきます。
野鳥が中心ですが、風景や草花、動物、きのこたちも登場します

記事の前半は「よもやま話」
記事の後半に「自然ものの写真」をご紹介です。

カモ目カモ科アカハシハジロ属

学名 Netta rufina

和名 アカハシハジロ

英名 Red-crested Pochard

 

【分布】

ヨーロッパ西部の局所および黒海周辺、中国北西部で繁殖。

インド、中近東、北アフリカで越冬。

 

日本は渡りルートから大きく離れているが、近年確認記録数が増えている。

多くは雄の記録、メスの記録が極めて少ない。

 

【生態】

繁殖期は低地の沼や湖に生息。

非繁殖期には大きな群れを作ることが多いが、日本での記録は単独での渡来記録がほとんど。

食性は水草などの植物食傾向の雑食。

潜ることが多くなく、頭を水に突っ込んで逆立ちしての採食をする。

 

【サイズ・形態】

全長53-57㎝ 翼開長84-88㎝

大きなカモ。

迷鳥として渡来した個体が他のカモ類と混じるが、羽衣の色、サイズ的に非常に目立つ。

オスの繁殖羽は赤橙色の頭。赤い嘴。灰褐色の背。首から胸にかけて黒。上尾筒とした尾筒は黒。

脚は橙色。飛翔時、翼上面に幅広い白帯が目立つ。

 

メスは全身褐色で、頬と喉は白い。嘴は黒、先端付近のみ淡い赤色。
オスのエクリプスはメスに似るが嘴は赤いことで判別可能。

 

【その他】

 

 

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<ここから鳥の写真>

『アカハシハジロ(Red-crested Pochard)』

鳥見歴の浅いころには、本種の渡来という話をほとんど聞くことがなく、

大学時代に神奈川県で、橋の上から河口域に浮いているはるかかなたの個体を見たのが初。

近年になってぽつぽつ記録が数が増加しているきがします。

デジタル時代になってから、ようやく出会えたのは、2010年だった記憶。

ずっと寝ていてやっと起きた~

そんな再会でした。

 

その後、数回出会っています。

見るたびに非常に目立つ素晴らしい見栄えのカモだと実感します。

 

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本日はお立ち寄りいただきましてありがとうございます。

今日も皆様にとってみずみずしい一日でありますように。