【日本の野鳥#02-30】オナガガモ(Northern Pintail) | 鳥好きFPのつれづれ日記2

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自然ものの写真をご紹介していきます。
野鳥が中心ですが、風景や草花、動物、きのこたちも登場します

記事の前半は「よもやま話」
記事の後半に「自然ものの写真」をご紹介です。

カモ目カモ科マガモ属

学名 Anas acuta

和名 オナガガモ

英名 Northern Pintail

 

【分布】

ユーラシア大陸の北部と北アメリカ北部の寒帯から亜寒帯にかけての地域で繁殖。

冬季はユーラシアおよび北アメリカの温帯から熱帯地域やアフリカ北部に渡り越冬。

 

 

【生態】

越冬地では湖沼、河川、海岸などに生息。群れを作る。

ハクチョウ渡来地ではハクチョウの餌付けの際に殺到する様が見られる。

食性は雑食性で、植物の種子や水草、貝類などを採食。

長い首を利用した採餌方法として、倒立したように頭を水面に入れて採餌する姿を目にする。

 

【サイズ・形態】

全長はオス61-75㎝(オスの尾羽の中央2枚が10 cmほども細長く伸びるので、メスとのサイズに差がある)、メス51-57㎝。

翼開長80-95㎝。

オス成鳥の繁殖羽は、頭部が黒褐色、首から胸、腹まで白色で、その境界では白い帯が首の側面から後頭部に切れこむ。体は黒い横しま模様が細かく入る。

背中に蓑のような黒い肩羽があり、翼と尾も黒いが、腰に黄白色の太い帯が入る。

クチバシは中央が黒くて側面が青灰色。

 

メスは頭部が褐色、その他の部分は黒褐色に淡褐色の縁取りがある羽毛に覆われ、全体的に黒褐色と淡褐色のまだら模様に見える。クチバシは全体が黒い。

 

非繁殖期のオスはメスによく似たエクリプスに変化するが、くちばし側面の青灰色が残るので区別できる。

 

他のカモに比べると、首が細くかつ長く見えるので、スマートな印象。

 

【その他】

狩猟鳥として指定。

肉質はマガモに比べて水っぽく、劣るとされている。

 

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<ここから鳥の写真>

『オナガガモ(Northern Pintail)』

ハクチョウ渡来地では、ハクチョウに給餌を行っていることがあるのですが、そうした場所ではオナガガモが大きな群れで渡来しています。

3年ほど前に行った新潟の「瓢湖」ですが、ここはハクチョウ渡来地

しかも給餌を行っている場所でした。

 

その時のカオスのような状況の写真も載せておきます。

オスの求愛

エクリプス♂

メス

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本日はお立ち寄りいただきましてありがとうございます。

今日も皆様にとってみずみずしい一日でありますように。