【日本の野鳥#02-24】アメリカヒドリ(American Wigeon) | 鳥好きFPのつれづれ日記2

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自然ものの写真をご紹介していきます。
野鳥が中心ですが、風景や草花、動物、きのこたちも登場します

記事の前半は「よもやま話」
記事の後半に「自然ものの写真」をご紹介です。

カモ目カモ科マガモ属

学名 Mareca americana

和名 アメリカヒドリ

英名 American Wigeon

 

【分布】

北アメリカ中部から北部で繁殖。

北アメリカ南部から中央アメリカ、西インド諸島に渡り越冬。

日本へは数少ない冬鳥として毎年渡来(全国で記録あり)。

ヒドリガモの群れに交じっていることが多い。

群れでの渡来ではなく、1個体~小数の例がほとんど。

 

【生態】

淡水ガモ。

越冬地では湖沼、河川、内湾などに生息する。ヒドリガモよりも淡水域を好む。

食性は植物食。水面に浮かぶ植物性の葉や茎・根・種等を採食。

 

 

【サイズ・形態】

体長45-56cm 翼開長76-89cm。

オス成鳥の繁殖期においては、額から頭頂にかけてが淡いクリーム色で眼から後頭部にかけてが光沢のある緑色。全体的に頭部が白っぽく緑が目立つイメージ(ヒドリガモは茶色のイメージ)。眼の周囲は黒。頬は黒褐色の細かい斑。胸から脇は赤褐色で下尾筒は黒。

雌成鳥は全体が褐色で、顔の部分がやや灰色がかっている。

ヒドリガモの雌との識別は難しく、メスの発見は嬉しい。

嘴は雌雄とも青灰色で先端が黒。

 

【その他】

ヒドリガモとの雑種もいることから識別の楽しみ(難しい)がある。

 

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<ここから鳥の写真>

『アメリカヒドリ(American Wigeon)』

アメリカヒドリとヒドリガモの雑種の存在が、この鳥の純血を見つけた際の喜びを増しています。

特にメスは難しい(実際、自分で群れの中から発見したことはないんです)。

オスはとても目立ちますので、発見自体は難しくないのですが、その純血度で喜びが変わってくるわけです。

さて、その純血の度合いはどうやって確証を得ているのか?

これは、いわゆる純血の羽衣から、概ねどのくらい見た目で離れているか?で、純血度が濃いとか薄いとか判断されているようです。

ヒドリガモと比べると、アメリカヒドリはやはり派手さを感じます。

今回は、ヒドリガモも一緒に写真を載せておきます。

その差を比較してみてください。

ここからメス個体

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本日はお立ち寄りいただきましてありがとうございます。

今日も皆様にとってみずみずしい一日でありますように。